- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309249421
感想・レビュー・書評
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「休むと働くは同時にできる」図書館で見つけてどういうこと??と思って借りた本。
結論から言うと「休む」とは脳に負担をかけないことを指しているため、認知コスト(脳の働き)を抑えながら働けば「休みながら働けるじゃん!」みたいなことだった。正直永久機関のようなもの(そんなものはない)を想像していた自分には多少の不満が残る結論だった、
脳を疲れさせずに生産性を上げる方法として挙げられていたのは、よくビジネス書で散見されるような内容で「今やることに集中する」「たまに手作業などで脳に別の働きをさせる」などの細かい工夫が書いてあった。
また他にもデジタルデバイスは疲れやすいことやよく眠れる方法についても述べていた。
一番参考にしようと思ったのは、自分を脳のマネージャーのような意識で生活するということだ。いままで脳が一番活発に動く時間は午前中です!といわれても、正直自分には向いていないかなと思って意識していなかった。しかし、脳のマネージャーに徹することで「脳様」が働きやすい環境づくりをしてあげることが一番効率があがるなと思い、実行してみる気持ちになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっとした工夫で自分自身のパフォーマンスをいまより少しだけ向上させるためのヒントというべき内容が詰まっています。休み方の~というタイトルですが、いかに効率よく活動するかという視点です。
昨今のコロナ禍でさかんにおこなわれているテレワークの方々にも有用なヒントが詰まった一冊ではないかと感じました。
また、デジタル全盛時代にあって、デジタル機器のディスプレイと紙のそれぞれで文章を読む場合にどちらがよりよく理解できるか、といった点について言及されており、しかも紙の方に軍配を上げておられる著者の考えに賛同するとともに、これまで「やっぱ大事な文章を見落としなく読み込むには紙のほうがよいな」と個人的に感じていたことが支持されたようで溜飲が下がる思いです。
気になる箇所を書き出し、折に触れて見返しながら実践してゆくのがよさそうです。 -
座ったままだと効率が上がらないことが分かった1冊。長時間勉強した割にあんまり進んでいない経験ありませんか?それは脳のネットワークが切り替えられないからだそうです。だから、途中で歩いたり立って仕事をするのが効果的とのこと。テレワークで使えそうなアイディアです。本書ではこのように脳の仕組みと働き方を絡ませて作業のコツが書いてあります。
●画面より紙面の方が頭に入ってくる。
これは納得できました。どうもKindleより文庫本の方が頭に残るんですよね・・。だからどんなに魅力的なKindleのキャンペーンがあっても使えないのです。またデジタル作業中につい他のボタンを押してしまわないようブラウザを閉じたり、ログアウトしたりするというのは荒療治にも思えますが、効果あると思いました。パソコン作業ってつい目的外のことをやってしまいますよね。
●寝ることの大切さ
これは、色々な自己啓発本でもよく言われていることです。本書で特筆すべきところは寝る時間ではなく起きる時間を一定にすることを強調しています。また、あまりにも早すぎる寝つきは慢性的な睡眠不足とのこと。それってわたしですが?笑 しかしその対応法は書いていなかったところは少しもやつきました。 -
休み方というよりは体の上手な使い方をテクニカルに教えてくれた。
1️⃣タスクはなるべく早く消化させる事。いつかやろうは脳に課題を入れっぱなしにしてる状況であり空にしてあげる事で脳が有効利用できる。思い出すたびにストレスになっているので即行動を心掛けたい。
2️⃣マインドワンダリングをしてしまう時は考え事を予め決めておく事。これも難しそうだがやってみたい。
3️⃣デジタルより紙の情報の方が五感を活用できる為記憶に残りやすい。視覚だけのデジタル依存には警鐘を鳴らす!
一気になるのではなく徐々に一つずつ実行していこう。 -
作業療法士の著者による、働く人向けの休み方の本。
内容は正しいのだろうが……割と当たり前のことがわざわざ専門用語を用いて解説されていること、細かいテクニックが大量に紹介されていることなどが原因で、個人的にはあまり心に響かなかった。
巻末に参考文献一覧が載っているが、本文中のどことリンクするのか不明。
見出しや強調表示されている文をざっと眺めて、必要な箇所だけ読めば十分だと思う。 -
「休み方」の本、というよりは、「脳科学的見地からみた働き方」の本だった。すべてを生物学的根拠から説明してくれるので、習慣を変えようという強い動機づけになった。
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図書館でレンタル 購入予定