- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309252988
感想・レビュー・書評
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歴史上の超有名人が、「具体的にどのようなプロセスで死んだか」に焦点をあてた、ある意味とても不謹慎だが、それぞれの人物の実像が浮かび上がってくる本。
他になかなかない切り口での人物伝。
ツタンカーメン、カエサル、クレオパトラ、コロンブス、ヘンリー八世、エリザベス一世、ポカホンタス、ガリレオ、モーツァルト、マリー・アントワネット、ワシントン、ナポレオン、ベートーヴェン、エドガー・アラン・ポー、チャールズ・ディケンズ、ジェームズ、ダーウィン、キュリー夫人、アインシュタイン詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった。さらっと読めるし、いろんな人が取り上げられているし、そのわりに医学的な記述も充実しているし、最新の研究結果が積極的に取り上げられているし、しかもそれが作家の描写力でいきいきと描かれている。このジャンル(あるのである。マニア以外には知られていないだろうが)はいくつも読んできたが、出色の出来ばえと自信を持ってオススメできる。おまけにオチまで効いていて、みごとのひとこと。
2014/6/6読了 -
ぶっ飛んでるな。
偉人が、というより昔の医療がトンデモだったんですね。何人医者が居ても、体に変なものが溜まってるから水分(血液とか)抜きましょうか、っていう一択しかない。 ヒル治療こわすぎる。セカンドオピニオン仰いでも意味ない。
ヘンリー8世とジャバ・ザ・ハットは体型が同じ、というどうでもいい情報がじわじわくるな。 -
医学が未発達な時代に、世界の偉人たちはどんな最後を遂げたのか?
ツタンカーメンからアインシュタインまで、19の偉人たちに施された医療がブラックユーモアを交えながら書かれている。ジョージ・ワシントンが、「もう構わないでくれ。静かに逝かせてほしい。」と医師たちに懇願するのも分かる。(それでも彼らは諦めてはくれなかったのだが。) -
皆とても辛そうだった。
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偉人だからこそ、その時代では最先端の治療を受けられたのだが、現代からすると、おぞましく、かなり苦しかったに違いない治療を施された。そんなことしたら死期も早まるでしょ。といった内容。そして現代の治療も100年後の未来から見たら「その治療間違ってるよ」となっているかも。