優雅に叱責する自転車

  • 河出書房新社
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感想 : 121
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  • Amazon.co.jp ・本 (68ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309264356

感想・レビュー・書評

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  • 「火曜日の翌日で 水曜日の前日のこと。」にあった
    出来事。二人のきょうだいと自転車の冒険もの…?と
    思っていたらオチはうらしまたろうでした。

    シュールです。相変わらず。

    「優雅に叱責する」は英単語epiplectic(廃語)を訳したもの。
    柴田氏ほどの翻訳家でも最初はこの単語を知らずに誤訳しそうに
    なっていたというエピソードが書かれていました。
    翻訳って本当に手間のかかるお仕事ですね。。

  • 徹底したゴーリーワールドは、どれを読んでも裏切られることは無いけど、本作にしても然り。時の狭間に迷い込んだ幼子兄弟が、摩訶不思議な自転車曲乗りの旅を経て、戻って来てみれば未来の世界だったとさ。ちゃんちゃん、のお話。

  • 読後、裏表紙を見ると、なんか納得する(伏線を回収したとかさういふのでないが)。
     一貫した不条理が展開するのだが、でも読む。

  • 雰囲気が浦島太郎

  • タイトルが素敵ですね。不条理だけれど。何がどうあって170年も過ぎてしまったんだろう。章立ても欠落しているし、あの自転車には時空を超える機能でもあるんだろうか。歳をとらずに。

  • 2015 5/17

  • ……ど、どういうことだってばよ!!!?

    邦訳タイトルがさすがすぎる

  • 火曜日の翌日で、水曜日の前日。エンブリーとユーバート、2人のきょうだいが突如現れた自転車に乗って出かけるおはなし。
    ゴーリー作品翻訳本3作目。訳者あとがきにあるように、原題「The Epiplectic Bicycle」と作中の自転車がどう関係するのか、読了後悩みました(笑)出かけた先の出来事は不可解の連続、でもその世界観がゴーリーらしくて自然と受け入れてしまう。お気に入りは第15章の巨大な納屋です。その次は第12章のワニかな。かわいい。ゴーリー作品のなかで、特にファンが多そうと感じた作品。

  • エドワード・ゴーリーの描く子どもたちには陰気で不吉な影がある。それでもどこか愛らしいのは不思議だが、そんな二人のやんちやな子どもが自転車に乗つて時空を越える。
    確かに子どもにはそんな力がある。
    浦島太郎を思はせるなつかしいものがたり。

  • ジェットコースター調でアッと終わる。

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著者プロフィール

1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。おもな邦訳に『うろんな客』『ギャシュリークラムのちびっ子たち』など。2000年没。

「2023年 『どんどん変に…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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