優雅に叱責する自転車

  • 河出書房新社
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感想 : 121
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  • Amazon.co.jp ・本 (68ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309264356

感想・レビュー・書評

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  • 大人が読むと、何とも理不尽でシュールに感じるかもしれないけれど、意外と子どもはあっけらかんと受けとめるかもしれないな。
    そういうオチの昔話は、結構世界中にあるし。

    わかりやすい表情などしていないふたりのきょうだいは、実は ムーミン谷の住人なのかもしれないと思って読んだ。
    目の周りのクマと、妙に長いつま先が怪しい。

    ただ遊んでいただけなのに、いつの間にか周りの風景が変わっていた。
    「不可解!」
    「どうゆうこと?」
    「いやはや!」
    (。-人-。)

  • まず題名が良いです。あと絵。

    火曜日の後、水曜日の前日
    エンブリーとユーバートは奇妙な自転車に乗る。
    カブ畑の前を通る。でも時期じゃないからカブはまったく見えない
    戻ってきたら、家に二人を偲ぶモニュメントができていた

  • 図書館返却棚にて。『うろんな客』『蒼い時』に並ぶカラーの作品かな、と私の中では位置づけられています。
    ナンセンス・ゴーリーの代表作かな。

  • この本は、他の作品に比べて絵にも文にも余白が多い。その分、想像の余地があって面白い。ゴーリーの中でも、最高の絵本。対訳という形式も、柴田元幸さんの独特の訳文もよい。
    ※とはいえ、やっぱり大人向け。

  • ゴーリーは個人的にはそうでもない作家さんだけど、読んでると魅力もそれなり感じるんだよなぁ…好きな人の気持ちが分かるというか。
    これもまた独特な作品だけど、絵本の短さもあるのか読みやすい印象とシュールでもどっかかわいい雰囲気も。

  • 絵本って難しい。
    題名と内容にどんな繋がりがあるのかさっぱり分からなくても、良いんだから。

  • シュール!!!

  • 2人の子どもが突然現れた自転車に乗って旅に出る絵本。

    その不思議な時間軸をたどるように、章がとびとびで。
    最終章は22章となっているけれど、実際に描かれているのはそのうちの9章分だけ。
    14足のくつなんて出てきた?とか、なんか不思議を考えながら読む絵本でした。

  • ゴーリーの断片。アメリカのゆがんだ精神面。

    12/1/19

  • 題名とプロローグで心を鷲掴みにされました。
    センスの良い訳。
    柴田元幸さんの「訳者のあとがき」もすき。
    何日後か、何年後か・・・、再読ごとに解釈が変わりそうです。

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著者プロフィール

1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。おもな邦訳に『うろんな客』『ギャシュリークラムのちびっ子たち』など。2000年没。

「2023年 『どんどん変に…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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