- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309269528
感想・レビュー・書評
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2019年5月12日読了。ジャズの名盤100枚に関するインタビュー集。対象アルバムを褒め称える同期あるいは後輩ミュージシャンのみならず、リーダーや参加者など録音の当事者へのインタビューにより生々しい話を聞けるのが面白い。ミュージシャンが色んな相手と音楽的に交流し、多くの作品を残すというのがジャズの面白いところか、ロックで当事者へのインタビューをやるなら話を聞けるのはせいぜいエンジニアやスタジオミュージシャンだろうからなあ…。ヴォイシングやフレージング、タッチの強弱などミュージシャンたちがとても真面目にアルバムを分析し聴き込んでいるのが印象的。リスペクト文化があって大変結構と思うが、みんな「彼は唯一無二の存在、名盤とはこのことを言うのだ」的な優等生発言が多いので、もっと挑戦的な「オレならこうするね」的発言も聞きたいところだが難しいもんかな…あってもカットされるんかな。なお本書は続編のようなので、前の100枚についても読んでみたい。
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小川隆夫のコメントが退屈。岩浪洋三と同一人物になってきた。
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全編を通して著者である小川さんの説明だけでなく,
紹介しているミュージシャン本人や親しい人のコメントを
引用して,紹介している。
これによってそのアルバムやそのミュージシャンの
音楽に対する考えかたを理解することができる。
こういう本を作れるのは沢山のジャズマンと交流している
小川隆夫さんだからできることだと思った。