日々の器

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 42
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309270609

感想・レビュー・書評

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  • 鎌倉で器を扱うギャラリーを経営している文筆家の著者が、自身の思う「器とは」を語り、気に入っている作家の作品と作家自身を紹介している一冊だ。
    語られている内容は他の著作と変わりはなく、紹介されている品も当然ながら似たテイストのものが多いのだけど、一貫した姿勢のようなものが見えて興味深い。
    このギャラリーの品揃えが好みの人にはとても楽しい本田と思う。後半に作家のインタビュー記事があるのが面白かった。
    娘さんのために焼いてもらった茶碗を割ってしまったときの思い出話は、なんだか親戚のおじちゃんとのつきあいのようで、心が和んだ。こういう風にものや作り手とつきあっていくって、いいな。

  • 買いたい。現代陶芸若手作家たちの作品。

  • 日常という営みに潜む幸せを、そっと教えてくれる本。器の写真もさることながら、文章がいい。

    「日々の食卓にわたしは美しい器を求めているが、その美しさというのはつまるところ、なんでもないものである」
    (文中より)

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著者プロフィール

北海道生まれ。鎌倉在住。2005年『うつわ日和。』(ラトルズ)を出版。以来、自然光で写した写真とともに独自のスタイルで本を作る。そのほかの著書に『セツローさん』『やさしい野菜やさしい器』(イチカワヨウスケ共著)『DVDブックうつわびと小野哲平』(いずれもラトルズ)、編集の仕事に『チチ松村 それゆけ茶人』(廣済堂)、『雲龍 遮那 水のながれ光の如く』『セツローさんのスケッチブック』(ともにラトルズ)、『セツローのものつくり』(アノニマ・スタジオ)などがある。うつわ祥見・祥見知生編集室主宰。日記「器と本と旅と。」を更新中。

「2016年 『うつわを愛する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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