バンド臨終図巻

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 225
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309271859

感想・レビュー・書評

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  • 気のあった仲間の集団から生まれたバンドという「組織」。「組織」が大きくなると自らがそれを生み出したのに、メンバーはその「中の人」となり、あるものはそこから去り、あるものは自分を捨てさせられ組織を守る。まさに「個人」と「組織」の問題がここにある。本作はバンドやグループの最後の時に焦点をあてたバンド名鑑としても読めるので、私が60年代や逆に90年代のバンドに詳しければもっと楽しめたろうな。「キングクリムゾン」の隣に「殿様キングス」が紹介されている構成・・・というのにビビっと来た人はおすすめ。

  • バンドは誰のものか、と考えさせられる。

  • 子供の頃好きだったバンドから
    青春をともにしたバンドまで沢山のバンドの
    解散の真実が記されている。

  • 結成の年代ごとに、バンド(アイドルと国内外のロックバンド中心)の
    メンバー構成や結成から解散に至るまでを解説した本。
    雑誌記事のインタビューなどを基にして構成され、あくまで
    客観的視点を目指している。
    掲載されているバンドのジャンルに偏りはあるが、おおかた
    人気のバンドは網羅されている。
    懐かしかった。真偽のほどは定かではないため資料的に読むと
    いうより、あれこれ想像して気楽に楽しめる人向き。

  • 洋楽邦楽を問わず有名バンドの解散や活動休止秘話を集めた本。事例から学ぶ組織論として読んでも面白い。

  • ライターの私見を交えず淡々と知り得たことのみを綴るのでなければ、バンド、ユニットの臨終の一部始終を200組分なんてまともに読める気がしない。ある意味奇跡と。

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著者プロフィール

速水健朗 Kenro Hayamizu1973年生まれ。食や政治から都市にジャニーズなど手広く論じる物書き。たまにラジオやテレビにも出演。「団地団」「福島第一原発観光化計画」などでも活動中。著書に『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』(朝日新書)、『1995年』(ちくま新書)、『都市と消費とディズニーの夢』(角川Oneテーマ21)、『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)などがある。

「2014年 『すべてのニュースは賞味期限切れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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