昭和プロレスマガジン55号
から始まった連載「大木金太郎の流浪人生」。大木金太郎
というプロレスラーは昭和プロレス好きにとって実に魅力
的な研究素材。国交の無かった時代に韓国から密航し、力
道山の弟子になる、というだけでも興味深いのに、コレに
和を掛けて面白いのが韓国マット界の暗黒過ぎる歴史。お
そらくこの連載で、その辺りが鮮明になっていく、と思う
のだが。
この連載記事について、参考文献が幾つか記載してあった。
既に所持している本もあったのだが、今後の予習の為に改
めて入手した2冊のうち1冊がこの本。史実をしっかり調べ、
さらに大木の周辺人物たちに細かなインタビュー取材を敢
行。結果、かなりしっかりしたドキュメント作品に仕上が
っている。
ちなみにこの本はおそらく絶版になっており、古本を当た
るしか無い。僕は幸いにも2,000円程度で購入出来たのだ
が、今Amazonを調べると中古品で28,000円(!)から、
という高値が付いている。昭和プロレスに興味のある人は
手に入れておきたい書籍なのは明白、そういう人たちは資
料に金を惜しまない(^^;)。ちょっと時期がずれていたら、
おそらく僕も数万円を使っていた可能性大である(^^;)。
普通に手に入って本当に良かった。
もう1冊はまた別の機会に。