- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309274829
感想・レビュー・書評
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ウーギークックという響きは好き。
終わりへ至る流れは、ちょっと違和感だった。
でも、導入や絵の感じは雰囲気があって良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個人的にはストーリーよりも絵が良かったな。
“るる”が階段を下りるシーンと、ウーギークックが消えてしまうシーンが特に。
なんだこのレビュー(笑)。 -
生まれたときから病院に住んでいる女の子るる。
その病院の地下には子供の魂を食べるウーギークックという怪物がいるそうだ。
そういえば、先週は子供の人数が11人いたのに今週は10人しかいない。
そこでるるはウーギークックに魂を食べるのをやめてもらおうと地下に行く。
すると本当に地下には怪物がいて、何かを食べている。
るるは友達が死ぬのは悲しいからやめてほしいと言うが、ウーギークックには悲しいというのが分らなかった。
るるは自分の食事を取っておいて魂の代わりにウーギークックに食べさせてみるとおいしくない、と言われてしまう。
そうして、来週食べるのはるるの魂だと言う。
このままではるるは死んでしまう…。
そして、最後の日、屋上に行くと半分透けたウーギークックが何かを差し出して食べろと言う。
それはウーギークックの魂らしい。
ウーギークックはるるの魂の代わりに自分の魂を食べることにしたのだとか。
ウーギークックは自分の魂を食べると塵のように消えてしまった。
だけれど、消える瞬間、ウーギークックは初めて死ぬことと悲しみが分かったのだった。
そうして、この病院から子供がいなくなることはなくなったのだった。
日本テレビ系の「Woman」というドラマの中に出てきた架空の絵本の書籍化だとか。
外国の作品かと思ったら日本の作品だったとは。
タイトルがゴーリーっぽい。
ウーギークックに幸あれ。
泣けはしないけれど、いい話。
怪物も最後に心を持ててよかった。 -
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