世界を変えた100人の女の子の物語

  • 河出書房新社
4.02
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309279312

感想・レビュー・書評

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  • なんといったって、60人ものアーティストが参加したというイラストがすばらしい。完全にリアリズムタッチの絵もあれば、デザイン的なものも、美しい色使いで描かれたエレガントなものも、動きを大胆に描いたものもある。すごくバラバラなのに、全体が「型にはまらないこと」というコンセプトで束ねられているから統一感がある。

    人選はときおり微妙だったりもするけど、むかしから偉人伝に入ってきたような人もいれば、今現在を生きている市井の人や、ふつうの小学生(!)もいたりして、とてもユニーク。ページを繰るたびにつぎはどんな人が来るだろうという楽しみがある。

    文章もよく練られていて読みやすい。大人から子どもまでオススメです。

  • 少女のための絵本。世界を変えた100人の女の子の紹介です。勇敢で、好きなことを突き詰めて、そして努力を重ねてきた先輩たちの物語です。行動することは、外に表現すること。

  • 紀元前から現在まで成し遂げたり切り開いたりの世界の女の子100人の生い立ちから成功を物語としてまとめた1冊。クラウドファンディングで資金と集めて創り上げたことも併せて、多くの女子に読んで貰いたいな~と思った。B5の大きさで、図鑑のように見開くと大きいしイラストが鮮やかで読みやすい。日本のアニメタッチのイラストが一つも無くて個人的によかった。 女性たちの活動家や学者や小説家に混じって海賊もあったりして幅広い。日本人は1人だけでした。

  • たくさんのすごい女の子たち。
    知らない人もいっぱいいた。

  • 2018.08.13 「ココ・シャネル」を図書館サイトで検索したら出てきた。

  • Dear for Rebel Girls!

    好きな服を着ること。
    勉強すること。
    スポーツをすること。
    絵を描くこと。
    好きな職業に就くこと。
    自分の意見を言うこと。

    そんなの当たり前。
    でも、かつて女の子はそのどれも認められていなかった。
    もしかしたら、今も。

    女の子はこうあるべき、そう誰かに言われた時、「そうね、その通りよ」なんて言って疑いもせずにあなたは頷ける?
    あれもこれもやっちゃダメ、そんなのが当たり前だなんて思える?
    絶対おかしいよね?
    だって、男の子はそのどれもできるんだから。
    男の子と女の子の違いって、体の作り以外に何かある?

    ルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth Baper Ginsburg、綴と読みが違う気がするけれどいいのかな?)はアメリカの最高裁判事。
    9人まで、と決められた判事のうち、何人が女の人になったら満足か、と言う質問に対し、彼女は、
    「『九人です』と答えます。たぶんびっくりされるだろうけれど、今までがずっと九人全員が男の人だったんですよ。
    それでもまゆをひそめる人なんていなかったでしょう?」
    と言う。

    王貞儀は「女の子だって、英雄になれるのよ」(59頁)と言い、
    ヒュパティアは「考える権利を大切にまもりなさい」(127頁)、
    ヒラリー・ロダム・クリントンは「あなたはなんでもなりたいものになれる」(129頁)と言う。
    なんてみんな力強いんだろう!
    もちろん彼女たちの功績は、全てが正しいわけではないし、見る立場によって全然違う意味になることもある。
    けれども共通して言えるのは、彼女たちは、自分のために生きたことが、世界を変えていったと言うこと。
    誰だって、初めから英雄だったわけではないのだ!

    でも、一つだけ悲しいことがある。
    どうして、日本の女性の名前は一つしかないの?
    それは著者が欧米出身だから?
    それとも、この国は、伝統の名の下に女の子を縛り付けてしまっているから?

    女の子たちよ、反抗しなさい!
    「女の子だから」を呪いの言葉にしてはダメ!

  • 古今東西女性の偉人の図鑑のようなもの。ボリュームたっぷり。知らない人もたくさんいた。

  • 最高。

  • 娘が大きくなったら一緒に読みたい一冊。
    世界の有名な女性たち100人を一人ずつ紹介する本。

    特に日本ではどうしても男性のイメージが強い科学者や政治家、エンジニアなどの女性も登場。

    ジェンダーロールに縛られず、世界的にみると自分の好きや得意を活かして、色んなことを成し遂げてる人がいるんだよ、と娘と一緒に読みたい本。

  • 良かったけれど、アジア系の顔が吊り目かつ細めでこの表現でいいのかな〜とは思ってしまった。
    子供にはいいかも。

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著者プロフィール

ボローニャ大学で記号学修士号を取得後、カリフォルニア大学バークレー校にてデジタル・ジャーナリズムを学ぶ。2011年フランチェスカと子供向け雑誌『ティンブクトゥ』創刊。〈ティンブクトゥ・ラボ〉社創設者。

「2021年 『世界を舞台に輝く100人の女の子の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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