証言・南京事件と三光作戦 (河出文庫 た 22-7)

著者 :
制作 : 太平洋戦争研究会 
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309408767

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  • 1975年に「証言記録三光作戦―南京虐殺から満州国崩壊まで 」
    として刊行された本が2007年に文庫化されたもの。
    太平洋戦争研究会にて、復員者、従軍記者などからの
    聞き取り内容を元にまとめたもの。

    本多勝一が中国側の視点から聞き取りをしたならば、
    こちらは、現場にいた日本人の視点からの声。
    従軍していた朝香中将宮殿下が南京入城するに当たり、
    万が一のことが起こってはいけないとして、掃討活動が
    行われ、それが「南京大虐殺」つながったとの証言。
    そして、日中戦争での自らの行為を吐露する証言の数々。

    これもまた、証言者が中国の収容所に入れられていたことから、
    中共の「洗脳」を受けているとして、証言価値を下げられた
    評価をうけているのが残念です。

    「中国の旅」同様、この本に書かれていることが事実であれば、
    中国人が反日感情を持つのも止むを得ないなって思います。
    でも、それが、間違った歴史教育によってミスリードされた
    ものであれば、危ういですけどね。

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著者プロフィール

に1942年生まれ。大平洋戦争研究会所属。著書『証言記録 大東亜共栄圏』『硫黄島・玉砕の記録』『図説 日中戦争』『図説 特攻』『図説 沖縄の闘い』など。

「2017年 『図説 日中戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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