大化の改新 (河出文庫 か 15-2)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309409016

感想・レビュー・書評

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  • いつもの海音寺調で古代ヤマト朝廷
    『日出処の天子』を読み返したくなるところ
    歴史本だからしかたないがもう少し「ファンタジー小説のように」周辺描写も欲しい
    がそれは周囲に責を置き
    読んでいない自分には置かないのであった

  • 星川皇子の乱から天武天皇の死までの時代を扱った史伝

  • 大化改新から200年遡った時代から天武帝までの史伝。古い本なので新しい発見を踏まえていないかもしれないが、歴史小説でマイナーなこの時代を知るにはオススメ。印象的だったのは朝鮮半島情勢への頻繁な介入と、中大兄皇子が摂政にこだわった点。天皇に権力を集中してから自ら天智として即位することで、改革を私欲と見せない周到さは大政治家らしさを感じる。結局は改革途中で即位したけど…その弟、天武天皇の人生も波乱の連続で面白い。

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著者プロフィール

(かいおんじ・ちょうごろう)1901~1977。鹿児島県生まれ。國學院大學卒業後に中学校教諭となるが、1929年に「サンデー毎日」の懸賞小説に応募した「うたかた草紙」が入選、1932年にも「風雲」が入選したことで専業作家となる。1936年「天正女合戦」と「武道伝来記」で直木賞を受賞。戦後は『海と風と虹と』、『天と地と』といった歴史小説と並行して、丹念な史料調査で歴史の真実に迫る史伝の復権にも力を入れ、連作集『武将列伝』、『列藩騒動録』などを発表している。晩年は郷土の英雄の生涯をまとめる大長編史伝『西郷隆盛』に取り組むが、その死で未完となった。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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