- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309417066
感想・レビュー・書評
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「きっと人は、ちょっとわからないぐらいがちょうどいい」__それはタヒさんの言葉にも当てはまると思う。読んでいると心が満たされたり、?が浮かんだりと忙しい。言葉に向き合ってるなぁと実感できてなんだか嬉しくなった。
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たまにでてくる怖いやん?で安心する
自分の思ったこともないようなことの回は理解するのにエネルギーが必要で疲れましたが、とてつもなくこれだ!っていうのもあった -
シンプルに好きだと思った。わたしは悪意を悪意だと認められる人が好き。そうじゃない人に文学なんて言葉なんていらないとさえ思う。
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だいたい1つのテーマに対して、2ページくらいのエッセイが、わっさ入っている。
人との関わり方など、これだけ本音で語ると仕事の関係者など、やりづらくなりそうだ笑 最近、ニーチェ関連の本を読んでいたので、作者の考え方に対し、否定的にはならずも、共感までは至らず。 -
感想
友達は多くなくて良い。絆が増えてしまうから。とは言え誰もいないと常に不安。だから少ない友達を囲ってしまう。悪い癖。ごめんなさい。 -
40歳のおじさんが人生をこねくり回してああでもないこうでもないと辿り着いた感覚を若い子が軽やかに言葉にしているしかも遥かに新しい言葉と感性で。
まぁ要は、おじさんも分かってた、でも、あぁ分かるでもなく、新たに教えられたのだ。わかってた様な気がしていたものは、ちゃんと新たに教えてもらったこと。 -
『百人一首という感情』とかぱらっと読んだだけですがエモ推しが強い感じがして、勝手に苦手意識があったのですが、こちらの本はするするとあっという間に読めました。こうして、エッセイを読んだあとに思うと、本人がエモを意識しているのではなくて、著者の中に存在するエモ的エッセンスを強調して売られている感じなのかも。
「ほっておいてほしい」と割と本心で思っていて、そのことを正直に書いていて、ありがたかった。私も他人とどれだけ一緒にいれるかはただの性格の問題だと思う。
>人にどれぐらい近づいていられるかとか、一緒に居られるか、というのは本当に、ただの性格の問題だと思う。
>人が人とふれあうことの最大の理由は安心を得るためだと思っていて、私はたぶん幸福に生きてきたので、安心がちょっとあればそれで満足できるようになっています。 -
最果タヒさん、友だち少なくても問題なしのマインドなのすごい。わたしもそうでありたいけれどときどき寂しさに溺れてしまう。
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最果さんの思考が手続きを踏まずにそのままストレートに入ってくるような感覚。まあそんなわけはないんだけど。校閲だってあるだろうし。いやでも単行本版のあとがきに「ブログのものがほとんど」ってあったから、やっぱり思考トレースかも?だって考えるときってこんな感じで脈絡なくいくじゃん。
読んでいるとこんな感じで話し方(書き方か?)が似てくる気がします。読み返したら全然似てなくて驚きましたが。一気に人の思考が入ってくるので、興味深いけど一気には読めません。時間をかけて少しずつ味わいました。
文庫版のおまけの方が文章が整っている感じがして、ナマ感が薄い気がします。電車で船を漕ぎながら読んでいたからかもしれませんが。
人の悪意とか、嫌いなものを見たときにその人の本性を感じる、というのは納得です。「うへー!!!」と思う一方で一気にその人を好きになっちゃったり。共通の敵を持て、と似ているようでまた違うんだけど。清廉潔白、非の打ち所がありません!よりも、時に嫌んなりながらも自分と同じでダメなところがあるんだね、と嬉しくなるんだと思います。 -
心にドストライクに刺さる時と、ザルかってぐらい通り抜けていく時と、二通りある