愛と情熱の山田うどん : まったく天下をねらわない地方豪族チェーンの研究 (河出文庫)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309419367

感想・レビュー・書評

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  • もう最高!涙が出てきそうだった。
    生まれも育ちも埼玉の自分にとって、話がいちいち心に刺さってきた。
    子供のころまだ淋しい暗闇がメインだった17号、16号沿いにポッカリと灯るかかしの看板。なにか妖怪じみていて怖かった記憶がある。
    山田うどんの行き当たりばったりなようで、よく練った戦略。給食のソフトメン。おばちゃんの個性的な接客。つい先週も3回も食べに行ってしまった。

  • 山田うどんは、私の青春時代の一部です。
    と言っても、埼玉中心の関東ローカルなお店なので、知らない人が多いと思います。
    創業者が母校のOBだということで、高校の時に校内で山田うどんが食べられました。
    当時は2階建ての円形校舎があり、2階は図書室で1階はランチルームでした。
    円形校舎は昼休みにパン屋さんも来ていましたが、奥に調理場もあり何と"山田うどん"を作っていたんです。

    美味しかった記憶はありませんが、空きっ腹の高校生相手には良かったのではと思います。
    山田うどんは高校卒業してからは食べた記憶がないのですが、まだチェーン店が沢山あるんですね。
    しかも、そば・ラーメン・チャーハン・餃子・カレー・各種定食などメニューが充実しているし安い。

    近所にあれば食べに行きたいですが、近所はおろか今は23区内には1件もありません。

    池上彰&宇賀なつみのテレビ番組がありますが、この両者、私と同じ高校なんです。
    ついでに言うと、亀井静香、室崎(加藤)勝信も同じです。
    みんな高校の時に一度は円形校舎で "山田うどん" 食べているんじゃないかな。

    #我が家でよく食べるのは"稲庭うどん"です。

    • まことさん
      Kazuさん、こんばんは♪

      小学校の二年生から、六年生の二学期まで、埼玉県の上福岡市に親の転勤で、住んでいたので、給食に山田うどん時々出て...
      Kazuさん、こんばんは♪

      小学校の二年生から、六年生の二学期まで、埼玉県の上福岡市に親の転勤で、住んでいたので、給食に山田うどん時々出ていました。
      ソフト麺という、名前で、カレーうどんとかが、多かった記憶があります。
      埼玉県中心だったなんて、知りませんでした。全国の子どもが食べてるのだと思っていました。
      2023/05/27
    • Kazuさん
      たけさん。こんばんは。
      ちょっと羨ましいです。
      うちから一番近いのは千葉県の松戸にある店ですが、車もないし用事もないので行くことはないで...
      たけさん。こんばんは。
      ちょっと羨ましいです。
      うちから一番近いのは千葉県の松戸にある店ですが、車もないし用事もないので行くことはないですね (^-^)♪
      2023/05/27
    • Kazuさん
      まことさん。こんばんは。
      学校給食のソフト麺納入の話題も書かれていました。
      埼玉県の免許センターの食堂にも納入していたらしいので、関東地...
      まことさん。こんばんは。
      学校給食のソフト麺納入の話題も書かれていました。
      埼玉県の免許センターの食堂にも納入していたらしいので、関東地方の住人は知らないうちに何処かで"山田うどん"を食べているかもしれませんね。
      2023/05/27
  • 『山田うどん』をご存知でしょうか。

    2023.2現在、埼玉県を中心とする関東圏に「ファミリー食堂 山田うどん食堂」を80店舗、「埼玉タンメン 山田太郎」を4店舗運営する外食レストランチェーンです。

    ※23.2.25追記…ホームページ記載の軒数を数えたのですが直営店だけの店舗数かも知れません。FC店まで含めたらもっとあるのかも。。

    本書は、その『山田うどん』サイドも当初は把握・整理していなかった出店沿革を通して、日本の…は言い過ぎか、関東圏の郊外論・ロードサイド論をまさに『愛と情熱』で研究考察体験するに至った企業ルポルタージュでございます。

    兎にも角にも、北尾トロ・えのきどいちろう両氏の’山田愛’が並々ならないどころかちょっと理解出来ないくらいの深さなので、山田経験値2の私にとっては面食らうばかりであったが、その一端は感じる事が出来たかなと思われる。
    そのたった2回の経験も、とにかく金が無かった20代前半にあんま親しくもなかったエセ関西弁を話す一回り上の会社の先輩が深夜にクルマで連れて行ってくれて、何を食べたかも覚えてないけどとにかく腹一杯になって、ダラダラ喋るのが楽しくて楽しくて明け方に店を出て、奢ってもらって、翌日会社行ってお礼言って、あわよくばまた連れてって欲しいなと思っていた矢先にその先輩が売上金遣い込みで懲戒食らって会社を去って…という一連の思い出として残っている。

    ※23.2.25追記…何度調べても山田うどんが24時間営業だった記載が無いので、山田に明け方までいた記憶は捏造かもしれません…あれ⁇ 15年前くらいのことです。

    あの夜も確かにかかしが光っていたと思う。

    そんな事をちょっぴり思い出した一冊でした。


    余談ながら、山田うどんのフォントが超かわいい。
    これダウンロードとか出来ないのだろうか。


    1刷
    2023.2.24

    • まっしべさん
      あゆみりんさん、おはようございます。
      おおー、なんと、生粋の’山田者’でいらっしゃいましたか!!
      入間工場で食べられる打ちたてうどん、気にな...
      あゆみりんさん、おはようございます。
      おおー、なんと、生粋の’山田者’でいらっしゃいましたか!!
      入間工場で食べられる打ちたてうどん、気になりますね。一般見学も出来ますし、確かに子どもを連れて行ったら喜びそうです。
      この本を読んでから無性に山田うどんへ食べに行きたくて行きたくて…かかしの微笑み恐るべしです。
      コメント&情報ありがとうございます♪
      2023/02/25
    • ひまわりめろんさん
      まっしべさん
      こんにちは

      山田うどん…自分もまっしべさんと似たような記憶があるんですよね…会社の先輩に連れられて明け方の…
      なので24時間...
      まっしべさん
      こんにちは

      山田うどん…自分もまっしべさんと似たような記憶があるんですよね…会社の先輩に連れられて明け方の…
      なので24時間営業昔はしてたような記憶が自分もあるんですよね
      記憶違いでしょうか?
      まぁ人間の記憶などそもそもあてにならないと割り切ってまっしべさんと自分の間では24時間営業してたというこにしましょう
      いいじゃないですか
      まっしべさんの美しい思い出にわざわざみそ付けなくてもw

      まっしべさんのレビューでこの本読みたくなったし、山田うどん食べたくなりました
      あ、でも山田うどんで一番好きなのはかき揚げ丼ですw
      2023/05/27
    • まっしべさん
      ひまわりめろん さん、こんにちは。

      山田のかき揚げ丼調べてしまいました!卵でとじてあるタイプでしっとり系ですね…しみたタレのツヤ感がめちゃ...
      ひまわりめろん さん、こんにちは。

      山田のかき揚げ丼調べてしまいました!卵でとじてあるタイプでしっとり系ですね…しみたタレのツヤ感がめちゃめちゃ美味しそうです!

      山田うどん24時間営業問題は、真相はさておき、深夜・早朝に食事を取らなくてはならない程にがむしゃらに一生懸命だった日々による不安感や疲労感からいっとき解放された絶対的満腹感が心象風景として心に映し出したものでしょう。
      …という事にしておきます(笑。

      コメントありがとうございます!
      2023/05/28
  • 山田うどんについて熱く語った2冊の本を再編集してまとめた文庫。
    二人の著者や、担当編集者(武田砂鉄)の熱い思いは伝わってくるが、二人の文章が、ややおちゃらけ過ぎていて私には合わなかった。
    埼玉タンメン山田太郎という店を所沢辺りで見かけたが、この店が山田うどん系列だということは本書で初めて知った。

  • 埼玉県民ではないけど、山田うどんがとても気になってしまう。

  • 埼玉の豪族、山田うどんへの愛と情熱の本。

  • 薄々予想はしていたがバカ本である。山田うどんに余程思い入れがないとつまらないかな。

  • ・工場見学はいまは中止
    ・とりあげていないがショップがおしゃれ
    ・本店にいくしかないだろう

  • 2024.04.07
    この本を読んで初めて山田うどんの存在を知った。著者2人が山田の味ではなく、トータルの存在を愛していることがよく伝わる。微笑ましい一冊。たぶんおいしいより、ああお腹いっぱいという店舗なのでしょう。

  • 山田うどんのことが色々と知れてよかった。

    北尾さんの文面がカジュアルというか、かなり癖があるので、結構読みにくく、熟読には耐えられない。さーっと目を通す程度でお腹いっぱいになる冗長さがある。

    栃木県佐野市出身として1つ訂正させてもらうと、国道50号は栃木県央は通らない! 栃木県南、それも端の端を通っている。

    2010-2011年の冬、私は運転教習所に通っていた。そして、教習所の目の前の山田うどんに通っていた。毎日のように力もちうどんorそばを食べていた、そんな思い出が濃厚に思い返された。

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著者プロフィール

本名、伊藤秀樹。1958年、福岡市生まれ。
小学生の頃は父の仕事の都合で九州各地を転々。東京都立日野高校、法政大学卒。 個人事務所(株)ランブリン代表。NPO法人西荻コム理事長。西荻ブックマークスタッフ。季刊ノンフィクション雑誌「レポ」編集・発行人。

「2011年 『【電子書籍版】昭和が終わる頃、僕たちはライターになった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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