- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309460338
感想・レビュー・書評
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不思議の国と鏡の国の、アリスのガイドブック。日本語訳だと伝わりづらい英語のダジャレを解説してあるのがわかりやすくて良いです。あとはテニエルだけでなくルイス・キャロル自身の挿画を多数収録してある点も魅力。
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1、不思議の国
2、鏡の国
3、ルイス・キャロルにかんするコラム集
で成立しており、それぞれ見開き2ページ程度で読みやすい。
映画「ドリームチャイルド」は見てみたい。 -
アリスの国へのガイドブック。テニエル他の挿絵や、キャロルが撮ったアリスたちの写真も多数。ことば遊びやキャロル自身についての解説も。1862年7月4日の川へのピクニックの様子など、映画「ドリームチャイルド」からの写真も(この映画は、私に「アリス」を再認識させるきっかけとなった)。「ドリームチャイルド」は、本当にいい映画だったと思う。登場するアリスも、実物とそっくりだったし、キャロルこと「ドジソンおじさま」がどのように少女たちに好かれていたか、彼がどのように少女たちを愛おしんでいたか、よくよく想像できるような。夢のような少女時代の一瞬は、川面のきらめきと共に夢のように輝き続ける。
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「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」のガイドブック。一度本編を通読してから、この本を読んだ方がいい。キャロルが「アリス」ほ施した様々な仕掛けが解説されている。
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アリスの2つの物語を場面、場面でかなり詳しく解説している本です。
私は「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」が好きなので関連本は嬉しいです。
アリスに関する知識がかなり得られました。
アリスの物語の中にある言葉遊びの数々の解説や韻を踏んだ詩についても詳しく書かれています。
アリスのモデルになったアリス・リデルの写真もありますが、この本の1番の見所はキャロルの描いたアリスの絵ではないかと思います。 -
不思議の国のアリス、鏡の国のアリスの解説、そして物語のアリスのモデルとなったアリス・リデルの写真などを収めた解説書的な本です。
海洋堂のフィギュアにもなったテニエルの挿絵や、ルイス・キャロル自身の挿絵なども参考として各部分に挿入されています。
現代日本人では知る由も無いだろう、当時のイギリスでは当然であった知識や諺から来る言葉遊びなどの解説がされていたり、アリスの世界での核である「ナンセンス」がわかりやすく解説されていたりして結構面白いです。
ですが若干言葉が軽すぎたり、おそらく推測にすぎないであろうことを「ちがいない」なんて言ってみたり、ちょっと言葉に責任を感じられない解説書であると思います。
内容も、元の英文を使って言葉遊びの種や理由を説明してくれるところはありがたいですが、それ以上の価値は、と言われるとちょっと首をひねってしまうかも。
とにかく字も大きくて読みやすいですし、軽く読みたい人にはいいかもしれないですね。
個人的にはちょっと物足りなかったです。 -
アリスのガイドブック。2つの国以外に現実のアリス本人も含め、アリスの魅力が凝縮。