小説なのかノンフィクションなのか…でしたが、圧倒されました。
今より少し前のカルカッタでしたが、上下巻とその中にいて、わたしには到底ここで生きていくことは出来ないと思わされます。こんな世界で生きている人がいて、そしてそれはもしかしたら今も続いているのかもしれない。
生き馬の目を抜くような、次から次に試練が起こり、それでも乗り越えたり、ハザリのように途中で命を落としたり。苛酷。
サイクロンの辛すぎる描写の後の、皆めっちゃ喜んでる理由が「核実験」というのもとても辛いです。
この本を読む前と読んだ後では世界が違って見えています。この感覚を忘れずにいたいです。