宗教とアウトサイダー 下 (河出文庫 ウ 2-5 COLIN WILSON COLLECTION)
- 河出書房新社 (1992年9月1日発売)
本棚登録 : 41人
感想 : 1件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309461144
作品紹介・あらすじ
リルケやランボーといった文学者、シュペングラーやトインビーといった歴史家、さらにはベーメからヴィトゲンシュタイン、ホワイトヘッドに至るキリスト教神秘主義者の生涯のなかに、西洋文明の没落と、全く新しい宗教の可能性を探る。
感想・レビュー・書評
-
実存主義者と宗教的恍惚体験の深いつながりを説くコリンウィルソンの筆致から強い確信が伝わる。
ただ近代の偉大な作家、画家、哲学者、それらを同じ枠内に収め「アウトサイダー」とひとまとめにくくってしまう部分のモヤりはある。ヴィジョンや恍惚と言葉で表現するのは容易いが、実はその内実は多様かつ幅も広く、各個人の体験に基づいたものではあるから、極端な単純化には気をつけた方がいいかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示