リプリーをまねた少年 (河出文庫 ハ 2-10)

  • 河出書房新社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (505ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309461663

感想・レビュー・書評

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  • リプリー・シリーズ第4作。
    本作の主人公はリプリーというよりも少年の方、という気がする。少年の危うさやナイーブさが強く印象に残った。
    何とか彼を助けようとするリプリーの懸命さも、これまでのキャラクター造形とは一線を画しており、意外な一面を見た気がした。
    『アメリカの友人』のレビューで、『シリーズ中で最もエンタテイメント性が高い』と書いたが、今のところ、リプリー・シリーズで一番好きなタイトルを挙げよと言われると本書を推す。第5巻を読んでどうなるだろう……?

  • 簡単に一言で済ませてしまえば、甘えん坊のお金持ちの息子の話なんだけど、それがここまで長い話になってしまうという。いやもちろんそれだけじゃないんだけど。

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著者プロフィール

1921-1995年。テキサス州生まれ。『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』が映画化され、人気作家に。『太陽がいっぱい』でフランス推理小説大賞、『殺意の迷宮』で英国推理作家協会(CWA)賞を受賞。

「2022年 『水の墓碑銘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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