メグレと殺人者たち 新装新版 (河出文庫 シ 2-1)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309461946

感想・レビュー・書評

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  • ポアロ、コロンボ、ホームズ、マープルなど、いろんな探偵が今でも長く生き残っているけど、メグレはなんで日本では原作すら絶版になっちゃったのか。その理由を考えるとちょっと嫌な感じがした。タル・ベーラがシムノンの小説を映画化したのが最初は意外な感じがしたけど、今ではすごく納得できる。

  •  メグレ警視が操作する物語は実はあまり読んだことがなくて、むしろ西村京太郎の名探偵シリーズの方が印象が強かったりする。今回しっかりと読んでみて、確かにメグレ警視というのは、名探偵であると実感した。

     思いもよらぬ展開が見事だと思うし、時間をうまく飛び飛びにしながらもするすると話を進めていく構成も見事だと思う。そして物語に直接描かれない空白の時間の存在が、メグレ警視の名探偵ぶりを感じさせてくれる。

     作品の中に描かれるパリの雰囲気がなんともいえず気持ちがよく、また登場人物も個性的で味がある。もっと早く読んでおくべきシリーズだったと今更のように思った。

  • ミステリと言うよりもサスペンスかな。警察小説?何度もメグレに電話をし助けを求めた男が殺害された。男は何者なのか?捜査を進めるうちに表れる凶悪な強盗団。ちょっと読みにくい感じを受けてしまった(--;)とりあえず他のも読んでみようかな。

著者プロフィール

1903年、ベルギー、リエージュ生まれ。中学中退後、転職を繰り返し、『リエージュ新聞』の記者となる。1921年に処女作“Au Pont des Arches” を発表。パリへ移住後、幾つものペンネームを使い分けながら数多くの小説を執筆。メグレ警視シリーズは絶大な人気を
誇り、長編だけでも70作以上書かれている。66年、アメリカ探偵作家クラブ巨匠賞を受賞。1989年死去。

「2024年 『ロニョン刑事とネズミ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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