ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド (河出文庫 オ 3-1)

  • 河出書房新社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309462875

感想・レビュー・書評

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  • 2009年3月11日~11日。
     オールディス……あ、あの「地球の長い午後」を書いた人か、と解説を読むまで判らなかった。
    「地球の長い午後」はスケールの大きいめちゃくちゃに面白いSFだったのだが、この「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」は全く違った世界。
     なんかバンドとしてデビューするって設定はあまり必要性を感じなかった。
     それというのも最後の「結 ロバータ・ハウ」が飛びぬけて面白く、恐ろしかったから。
     三番目の頭……ううう……怖い。

  • 2008/8/17購入
    2014/8/13読了

  • ほんのまくらで購入。でなければ絶対に手に取らないタイプの本だった。SF作家さんの作品だけどSFより一般文芸っぽい。

  • 英国北部の僻地、ストレンジ半島に生まれ育ったトムとバリーは、結合双生児。さらに、バリーの肩には第三の頭が生えていた。二人を待ち受けていたものは、ロックスターとしての世界的な成功と、運命の女性ローラとの邂后。だが、離れることのできない兄弟は互いに憎みあい、争いは絶えない。その果てに・・・・・

    読了。すごく疲れるし、悲しくなる。

  • シャム双生児の双子(さらに三つめの首もついている)がバンドで成功するも、結局その数奇な生まれゆえに悲惨な末路をたどる話。一見、ノンフィクション風に書かれていますが、完全なフィクション。でもまるで実在したバンドのドキュメンタリーのようで、複数のインタビューや手記のせいで薮の中的真相の曖昧さもあり。分かちがたい憎悪と愛情、グロテスクなようで崇高な、シャム双生児ならではの物語。

  • 主人公の双子(三つ子?)は、結合双生児。離れたくても離れられないのは、どれだけストレスなんだろう。結末が可哀想で残念。

  • 未読

  •  伝説のロック歌手「バン・バン」こと、トムとバリーの話。結合双生児である彼らはいつも喧嘩してばかり。「一人が一人でいられることは幸せなことである」という言葉を身にしみて感じてしまいます。彼らに関わった人たちが「バン・バン」の本を出版するにあたって寄稿した、という設定なのであらゆる面から双子のことを知ることができる。そして気づけばこの話にのめりこんでしまっている。後半はちょっぴりホラー。…というような小説でした。短くて読みやすいのでおすすめ。

  • 映画「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」の原作。
    内容がけっこう違って驚きが隠せない。

    でも夢の描写がすごく好き。

  • 奇妙な運命を持った双子の兄弟の物語。兄弟に関わりを持つ人たちの回顧録のような形式で進む本編は、読み終わったあとに不思議な喪失感を与えてくれました。

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