あした選挙へ行くまえに (14歳の世渡り術)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 158
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309616513

作品紹介・あらすじ

「衆議院・参議院はどうちがう?」「二世議員はなぜ多い?」「マニフェストと公約のちがいは?」など、おさえておきたいことが全てこの1冊に。

感想・レビュー・書評

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  • 続編とかないのかな、続きが読みたい。

  • 感想
    教科書での知識を使ってみる。選挙の仕組みは学校で教わるが、改めて学ぶ。次は投票に行ってみる。日本を変えなくても、自分の意見を表明しにいく。

  • 「14歳から読める」シリーズなんだが、私にピッタリ(笑)!というか14歳には難しくないか⁉
    選挙権を持つ年になっても、まだ知らないことがいっぱいあるね。
    しかしさすが池上さん、わかりやすい。

  • 978-4-309-61651-3 190p 2008・11・30 初版

  • 資料番号:020194577
    請求記号:314イ

  • タイトル通り14歳でも読めるような文章。(読み仮名がある漢字と無い漢字の基準はよく分からないのと…14歳は選挙権が無いけど…笑) ただ選挙は自分達の生活に大きく影響するもの。その仕組みは十代からでも知ろうとして良いし、よく知らないまま大人になった人にも勿論、幅広い年齢に勧められる一冊。カナダやオーストラリアの場合、首相は居るが国王・国家元首は誰なのか、アメリカの大統領選挙が何故盛り上がるのか、秘密投票とは言えない選挙の例など、様々な選挙の仕方や 大統領と首相の違いも各国の例を用いた解説で非常に面白かった。二世議員が増えている理由や派閥とは何か、公約とマニフェストの違い等、いずれも簡潔に分かり易く書かれているし、古代アテネで行われた「陶片追放」を例にマイナス投票についても少し記されていたりと必要最低限な選挙の知識に終始しないのが良い。「余計なことですが相手を批判する時
    誰もが『うん、うまい!』と言いたくなる様な表現を使うと成功します。『鳩山内閣はけしからん』と言ってもあまり効果がありませんが『鳩山内閣はハトマンダーをやろうとしている』
    という表現が効果的だったのです。」ユニークなこのくだりも池上さんらしいと思う。第1~3章は素朴な疑問に答えるような構成だったが、第4章は日本の二院制について少し細く解説されている。マニフェストは次の選挙の時まで取っておき、実現されたか検証する必要があるという話は決して無駄じゃないし本当に大切な事だと思う。因みに第6章は丸ごとアメリカ大統領選挙の解説で、第7章は日本の選挙の細かなルール。期日前投票や不在者投票は知っていたが、海外でも投票出来る事は知らなかったし、投票日に投票所に一番乗りすると投票箱がカラであるか確認を頼まれるという事も初めて知ったので勉強になった。

  • 学生の頃にこの本があればなあ...と思ったけどこの本を手に取るならそもそも勉強しているか。14歳にとあるけど成人式とかで配ったらいいんじゃなかろうか。

  • 日本の政治制度のおさらいができました。
    子供の時に無味乾燥でつまらない教科書より、こういう本があったらよかったのに!

    「日本の政治はなっていない!」とか「税金の無駄使いばかりするんじゃない!」などともう言いません。(時々は言うかも)

    『国民は、結局は自分たちにふさわしいレベルの政治家しか持てません。政治を批判することは、自分たちを批判することでもあるのです』(あとがきより)
    だって、その政治家を選ぶのはわれわれ有権者だもんね。

    明治時代には、一般ピープルに選挙権がなかったわけだし、女性に選挙権が与えられたのなんて戦後だし、その選挙権を得るために先達が、それこそ血のにじむような戦いの末に勝ち取ったものなのだ。
    そんな努力を無駄にするのはもう止めよう!

    来るべき衆院選を心して待ちます。

  • ★★★☆☆
    選挙なんて関係ない?いえいえ、自分の一票がどんな価値を持っているのか知っておこう! 選挙のしくみや政治のあれこれ。
    (まっきー)

  • 衆院、参議院における選挙の方法だったり、使われる言葉や意味やルールなど選挙関連の事はある程度書かれている。それに加えて各国はどの様にして行政のトップだったりを決めているかを示していたりする(08年に書かれているので、オバマやクリントン、マケイン辺りが出てきており、一つ前のアメリカ大統領選挙が書かれている)ので、学校の教科書公民や政経は言葉の言い方が固くて面白くないと感じている中高生にとってみれば読みやすく良いんじゃないかと思う。

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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