- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309616940
感想・レビュー・書評
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よい結果を残すことよりも、
勝つことよりも、
大事なのは、そこに自分の意志があるかどうか。
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SDGs|目標16 平和と公正をすべての人に|
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/784338 -
図書館でたまたま視界に入り、借りた一冊。
『14歳の世渡り術』というシリーズで、各界の著名人がテーマ毎に提案をしていく、という形。
何とも豪華!自分が14歳の時にこれを読んだとして、どれくらい理解できたかわからないけど、すごく素敵なシリーズだと思う。
特に、ここまで真正面から『世界の平和』をテーマにした本を読んだのは初めてで、とても新鮮だった。
何より、冒頭の黒柳徹子さんの文章でグッと心を掴まれた。きっと忘れない一冊。
とはいえ、途中で息切れして読了できず。。。また機会があれば。 -
様々な業界に属する22人の著名人が“平和”について述べた本。 読書好きとしては、池澤春菜さんの文章がとても印象に残りました。 「みんながたくさん本を読めば世界は平和に近づく」 僕も本気でそう思っています。 違うということを知ること、同じであることを知ること 今も昔も、宇宙の果ても、次元の向こうも、人の考えることは全部、本の中にはある。
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世界を平和にする為に私たちが出来ること、というテーマで、10代をターゲットに書かれた本。
今の生活がいかに幸せか。
意見も自由に言えて、明日が来ることを当たり前に思える。
そんな生活ができるのは世界に10%しかいないんだって。
餓死してしまいそうな人は8億人もいるんだって。
あとは、紛争が起こりやすいのは、
エネルギーが豊富な地域。
国の方針や偉いとされている人の意見に対して、疑問を持ってみること。
互いの価値観を認め、暴力、武力で解決するのではなく、
他の方法を探ること。離れるなり。
そうそう!あたしもそう思う!って
自分の意見も間違ってなかったんだな、って思えた本だった。
結局戦争が生まれるのは1つ1つの考えのプロセスだから。 -
息子の好きな、ヨシタケシンスケが検索に引っかかって読んだ一冊。22名の方が8ページ規模で10代の子どもにわかりやすく平和にするための提案を列記。山極寿一氏「人間は他の動物にはない能力を持っています。一つ目は他人の目からみた自分を、想像できること。もう一つはいろんなグループの中で自分を演じられる自分がいること。」とても記憶に深くのこったフレーズ。
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著名人や様々な分野の識者が、YA世代に向けて平和へのアプローチを説く。その顔ぶれは幅広い。
また、一人あたり7〜8ページほどなので、要旨がギュッとまとまり読みやすい。
「平和」という括りは大きく、途方もないように感じるが、身近な学校生活の中のことであったり、はたまた国際協力機関で働くことであったりと、それぞれの専門分野において具体的に提案してくれているので、どれかが引っかかるに違いない。
漠然としたものの中から自分が求めているものを掴み取る、そんな練習にもなる気がする。
個人的に興味深かったのは
・「就活と戦争」伊勢崎賢治(武装解除人)
・「すべては理想を掲げることから始まる」木村草太(憲法学者)
・「おもしろいことを考える」ヨシタケシンスケ(イラストレーター・絵本作家)
・「紛争の原因を考えよう」田中優(環境・平和活動家)
・「他にやりようがある、と思える世の中にする」
小島慶子(タレント・エッセイスト)
・「地図を逆さまにしてみよう!」竹内薫(サイエンス作家)
・「世界を救い、一生続けられる仕事『国際協力師』を知ろう」山本敏晴(医師・国際協力活動家)
かこさとしさんのも響いたが、中学生には難しい文章なのではないかと思う。
2020.8.30