筑駒の研究 (河出新書 070)

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  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309631721

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  • 日本で最も賢い子供たちが集まる学校、東の筑駒と西の灘。灘については、これまでも紹介される本があったが、筑駒について触れる、たぶん初めての本ではないかと思う。小学校トップの子供たちが集まってくるが、多くの子供たちは、そこで人生初めての挫折を味わう。どうしても敵わないレベル、上には上がいるという事実。普通の学校では突出した才能は叩かれやすく、居心地が悪いが、筑駒はそれぞれの才能を受け入れ、生かしていく環境があり、子供たちもお互いの才能を尊重しながら成長していく。教員は彼らの知的好奇心レベルを充足させる授業が求められる。そこには生徒と教員の間で緊張感がある。飛び抜けた才能を萎縮や枯渇させることなく、生かし導く教育、その歴史や考え方の方針が筑駒にはある。
    本当の教養、エリートへ求められる資質、社会への貢献、筑駒への熱い期待が込められている。

  • 不思議な世界 ワンダーランド 新しい潮流:起業家やコンサルタントとしてッ活躍 自由闊達―筑駒教育の真髄:師・友・兄のような存在 マイペース>ガリ勉 教師・アク強い 居心地良し 教員によって学級崩壊 ×教科書中心・ありきたり 三大行事・部活動:社会課題に挑戦 根性論<ハート 農教・教駒時代ー1947〜70年代後半:入試は面接のみ 生徒のツブ 筑駒時代ー1970年代後半〜2020年代:入試に抽選制 受験戦争の解放区 SSH レールなし 日本一のオタク集団:リスペクト 趣味を貫く≒かっこいい どこへいくのか

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著者プロフィール

1960年神奈川県生まれ。教育、社会問題を総合誌などに執筆。『神童は大人になってどうなったのか』(太田出版)、『東大合格高校盛衰史』(光文社新書)、『ニッポンの大学』(講談社現代新書)、『早慶MARCH 大学ブランド大激変』(朝日新書)、『高校紛争 1969-1970』(中公新書)、『反安保法制・反原発運動で出現── シニア左翼とは何か』(朝日新書)など著書多数。

「2023年 『特色・進路・強みから見つけよう! 大学マップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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