- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309762524
感想・レビュー・書評
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喫茶らいぶらりぃ
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世界で親しまれている飲み物のひとつである紅茶。
西洋に喫茶文化が生まれ、世界規模で茶葉が栽培されるようになるまでの歴史や、紅茶と水の関係、美味しく淹れるための知識、さらには紅茶のある風景を描いた絵画など、幅広い視点で紅茶の世界を紹介。
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ティータイム、憧れますね……。具体的に言えばアフタヌーンティーです。本書では欧米のティータイムだけではなく、紅茶の歴史から産地、淹れ方などかなり幅広く取り扱っています。それが豊富な図版とともに解説されているので、これ1冊でかなり満足できるのではないでしょうか。
面白いのは、ロシアの紅茶はジャムを入れる、と思っていたのが実は間違いで、果物の蜂蜜煮と紅茶を交互に味わう楽しみ方をそう勘違いされたとか。
もそもそ紅茶は上流階級しか味わえなかったのが、だんだん中流階級でも楽しめるようになって、アフタヌーンティーがそこで「家庭招待会」というコミュニケーションの場になった。このちょっといかめしい言い方が実は、アット・ホームというのです。
これの前は、ティーガーデンという今でいえば野外の娯楽施設で、敷地を散策しながら屋内でお茶を楽しむことが大変流行りましたが、アット・ホームは今でいう”おうち時間”のようなものでしょうか。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50052247 -
紅茶の歴史からその製法、紅茶の淹れかたやフードとのペアリングなど、「紅茶」に関する知識がわかりやすくまとめられた本。
さらっとした読み心地ながら押さえるべき要点はきちんと押さえられており、紅茶を学ぶためのテキストとして最適。
ここで興味を持ったことをさらに深く掘っていくためのキッカケとしても◎ -
サラサラっと読み流し。
便覧みたいで読みやすい。
歴史のお話なしには紅茶は語れないのですね…
歴史苦手だったから、また勉強してみようかな。
好きなものから繋がって、勉強できるのはいい! -
いまや日本はもちろん世界中で飲まれている紅茶について、各種史料を交えて解説した一冊。
お茶が歴史に登場したころから、グローバルドリンクとなっていくまでが、非常にわかりやすくまとまっています。
紅茶好きのみならず、歴史好きにもおもしろく読めるのではないでしょうか。
歴史背景以外にも、お茶の道具やおいしい淹れ方、世界のティータイム事情なども満載で、紅茶の世界の奥深さを感じられます。
わたし自身、数あるドリンクの中でもあまり紅茶を選ばないほうなのですが、読んでいるうちに「My Cup of Tea」を探しに行きたくなりました。
河出書房の「図説シリーズ」は、その名の通り図が多く、解説文も非常に読みやすくわかりやすく書かれているので、どんどん読み進められます。
内容は他分野にわたっているので、ぜひ気になるものから手に取ってみるといいと思います。
◇おすすめポイント
・紅茶の歴史を学べる
・昔の貴重な資料を目にすることができる
・紅茶の淹れ方や茶葉についてよくわかる
◇こんな方におすすめ!
・紅茶が好き
・食文化に興味がある
・何か勉強したい