- Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309905877
作品紹介・あらすじ
エヴァ。それはもっとも無垢な妖精の名、あるいは、もっとも罪深き淫婦の名。母娘による禁断のフォトセッションは、かつて写真史上の醜聞と謗られた。しかし、作品発表から三十有余年の歳月が流れた今、イオネスコの「エヴァ」こそ、ロリータ・エロスの聖典、デカダン美学を極めたバロックの劇場と讃えられ、現代の神話となった。
感想・レビュー・書評
-
知人から借りて。
イリーナのエロスとゴシックの精神が漂う写真は、美しい。 -
人形よりも人形らしい、おとなよりも妖艶、この子、なんて視線を持ってるんだ!!なんてすごい「ロリータ」。芸術であるエロスとはこういうことかと納得。こんなに幼いのにこんなにも自分の美しさを知っている。そんな印象でした。
-
1970年代のフランスで写真家イリナ・イオネスコが幼き実の娘エヴァのヌード写真を撮影し作品として発表したことで大変な物議を醸したそうです。これはその一連の写真を復刻集成した写真集。
不機嫌そうな、挑発的な目をした金髪の少女。緻密に計算され配置された世界観。
当時が今より寛容な時代だったとはいえ、自分が1人の子供の母親となった今、この写真家の行為は理解の範疇を超えます。それでも、作品としてのこの写真群にはとても惹きつけられるのです。
何より、エヴァが怖ろしく綺麗。可愛くて悪魔のよう。エロい格好してるのにエロくないんですよね。女性目線、母目線で撮っているからでしょうか。不思議です。 -
エロスを求めて購入するとがっかりすると思います。
エヴァは美しいとブサイクの間を行き来する少女で
芸術的な写真達は女帝エヴァに支配されているかのよう!
とても美しい写真集なので
オススメです -
この眼力は子供の目じゃないです。必見
-
これを買うために三日禁煙したくらいの思い入れがあります
-
母イリナと娘のエヴァの視線の邂逅が生みだす至福のエロス。
小悪魔エヴァの美しさは完璧。 -
高校生の頃一時期「少女のヌード」に傾倒してた時期があったのですが(いや、ロリコンとかでなく・笑)、この本を見るとその頃を思い出します。
被写体こそ少女ですが、少女のもつ妖艶さはその危うさ、怖さが魅力なのだと思います。この写真集の被写体になった少女は撮影者イリナ・イオネスコの娘だそうで、「ヌード」というエロティックな要素をはるかに凌駕する美しさに惹かれます。
完結に言うと、「ビジュアル的に私好み!!」の一言に尽きますが(笑)。 -
幼い少女なのに毒があるほどの妖艶さ。イリナが自分の娘エヴァを撮った写真集。
恥ずかしながら、ウジェーヌ・イヨネスコを読んだことがなく…調べてみて、読みたくなりました。
とある映画とは、...
恥ずかしながら、ウジェーヌ・イヨネスコを読んだことがなく…調べてみて、読みたくなりました。
とある映画とは、気になりますね(笑)
シュヴァンクマイエルや、私は観たことはありませんが、問題作と言われている『小さな悪の華』でしょうか…?
エヴァが出演している「思春の森」です。。。
エヴァが出演している「思春の森」です。。。
おぉ…存じませんでした。
「思春の森」気になります。教えて下さり、有難うございます。
衝撃的な作品そうで...
おぉ…存じませんでした。
「思春の森」気になります。教えて下さり、有難うございます。
衝撃的な作品そうですね…
今度の映画にはエヴァ・イオネスコの慟哭があるのかも知れません。