格闘者 前田日明の時代 1

著者 :
  • 茉莉花社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (550ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309920580

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  • 「選ばてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」ーー第二次UWFの旗揚げ戦で、前田日明は太宰治の「晩年」に採録されたポール・ヴェルレーヌの詩の一説を叫んだ。
    少年時代から苦難の日々を中で、むさぶるように本を読み、格闘技の世界で一つの時代を築いた男の評伝。
    「オレは自分の息子に自分がどんな人生を歩いたかをきちんと説明している本を作って欲しいんです」と語る前田。
    この巻では、幼年時代から新日本プロレスに凱旋帰国する直前までを描く。

  • 図書館で。とりわけ博学とも思えない著者の蘊蓄部分がうざい。頻出する重複する文章もなんなんだ。この人は推敲をしていないのか?
    それでも飛ばし読みで読書する分には、まあまあ読める。でも無料でなければ読む価値なし。

  • 自己顕示欲の強い人間はノンフィクションを書くべきではないという典型例。読者は前田日明に関して読みたいのであって、塩澤某の経歴やら私見を読みたいのではないことを理解するべきである。

  • 3巻つづりの前田日明の伝記の第1巻。

    塩澤氏の本編からしょっちゅう脱線する記述は賛否両論だと思うものの、自分としてはOK。
    前田氏の育った時代背景は元より、その時代の韓国や大阪など、全て文化史として興味があるので。

    また、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』の増田俊也みたいに思い入れが強すぎて胃もたれすることもないし、『1976年のアントニオ猪木』の柳澤健みたいに誰かを排斥する記述で鼻を摘みたくなることもない。

    当然前田氏に思い入れはあるだろうし、著者の主観もチラホラ出てきますが、許容範囲。
    新日入ってゴッチ道場行って帰国する直前まででしたが、中々読み応えがあった。

  • 前田が初めて語った、絶望のなかで戦いつづけた少年時代。両親の離婚、自殺未遂、ストリートファイトの日々、新日入団から英国遠征、米国タンパ時代。前田日明とは何者なのか? 全3巻。

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著者プロフィール

早大文学部西洋史学科卒業後、平凡出版(現・マガジンハウス)に就職。雑誌編集記者、書籍編集者として勤務したあと、独立し作家活動。『KUROSAWA』、『平凡パンチの時代』などを執筆。

「2022年 『昭和芸能界史[昭和32年~昭和40年篇]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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