涙と聖者〈新装版〉

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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314011846

作品紹介・あらすじ

私たちを聖者に近づけるのは、最深部に眠る涙の目覚めである──
暗黒の詩情にみちた暴力的文体で文明の虚妄を告発する特異なエッセイストが祖国を離れた年に記した、思想の原点。

シオランの著作に近づくものが発見するのは、〈シオラン効果〉というものであり、文章を通して私たちを書物を越えたひとつの冒険のなかに引きずりこむ彼のもって生まれた才能である。(序文より)

著者プロフィール

E.M.シオラン(E. M. Cioran)
1911年、ルーマニアに生まれる。1931年、ブカレスト大学文学部卒業。哲学教授資格を取得後、1937年、パリに留学。以降パリに定住してフランス語で著作を発表。孤独な無国籍者(自称「穴居人」)として、イデオロギーや教義で正当化された文明の虚妄と幻想を徹底的に告発し、人間存在の深奥から、ラディカルな懐疑思想を断章のかたちで展開する。『歴史とユートピア』でコンバ賞受賞。1995年6月20日死去。著書:『涙と聖者』(1937)、『崩壊概論』(1949)、『苦渋の三段論法』(1952)、『時間への失墜』(1964)、『生誕の災厄』(1973)、『告白と呪詛』(1987)ほか。

「2023年 『四つ裂きの刑〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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