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- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784315515244
感想・レビュー・書評
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レビュー『顔を科学する!』(馬場悠男)
「顔はある程度高等な動物、それも一定方向に早く動くものがもつ特徴である。」ん。なんとも納得根拠が掴めない文章から始まる。
でも、この謎めいた文章の説明が次から次へと展開されていくようで、生物学の進化の謎解きの本は‘マトリョーシカ’のようで面白い。
目の前に人参をぶら下げられて本をめくっているようなイメージが浮かぶ。
後半になるとちょっと専門特化したテーマになるのでちょっと息切れして読みとばしたけど、全体としては面白い本だった。
夏休みになると「子ども科学電話相談室」が聞けるので楽しみなのだが、あの頃の強力な『好奇心』に動かされる日々はカラダの奥の方にまだ残っているのを感じる季節でもある。
最後に、この本で印象的だった解釈の仕方をメモったので紹介して終わりにします、
【顔を発達させた二つのシステム】
①エネルギーシステム
食物と酸素を効率よく体内に取り入れて、エネルギーを生み出す消化(捕食・消化・吸収)と呼吸のシステムである。
②情報システム
外界を認識し、コントロールするための情報を収集・処理・発信するシステム。
①より②の方が生存により有利なように発達した上位のシステム。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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