別冊 楽しみながら身につく 論理的思考 (ニュートン別冊)

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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784315524932

作品紹介・あらすじ

「論理的に説明してほしい」「論理的に考えてください」など言われたことはありませんか? 近年,ロジカルシンキング(論理的思考)がビジネスマンを中心に注目を集めています。実はそのロジカルシンキングの元になっているのが「論理学」という学問です。論理学の歴史は古く,古代ギリシャ時代には,その体系が完成したといわれています。私たちが日常的に使っている言語は,便利であるがゆえに,伝えるべき情報が省略されていたり,主張すべき情報が曖昧であったりすることがあります。こうした言語が持っている曖昧さを正しながら,本書では,豊富な事例をもとに,正しい論理的思考とは何かをわかりやすく解説した一冊です。実際の議論の場面で活用できる具体的な方法も紹介しています。ぜひご覧ください!

感想・レビュー・書評

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  • ロジカルシンキングを身につけたいと思い拝読。

    結論から言えば、巷のロジカルシンキングとは違って、論理学を分かりやすく説明したもの。
    それゆえに、個人的にはすごく好み。
    始めにテクニックとか、ノウハウではなく、根本的な部分を体系的に学ぶことで知識は身につくものだと思う。
    そう言った意味で、この本はすごくよかった。読みやすいし、コラムも面白い。
    ニュートンはいいね。

  • 興味深い内容ばかりだったからこそ、この別冊で、足りない文字数で、安易にそれらに触れてしまったのは勿体なかった。

  • 「論理的に話す」という言葉に軽い強迫観念を覚えるくらい、現代の社会人には必要なスキルだとされているのではないか。

    本書の話は、そういった背景を踏まえている。

    論理的であるとは、概していうと、思考の筋道を整理して、明らかにすることらしい。

    命題やら論法やらは、ややこしく、とっつきにくい感じがしたが、パラドックスなど論理の落とし穴の例は読んでいて楽しめた。

    また、私たちの普段の会話の中でも、自然と論法が用いられていて、最後のコラムの「議論で使える論理」は丁度読者が知りたいところだと思う。

    今後は、論点がすり替わっていないかや、話の前提がそもそも正しいかに注意するようにしたい。

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著者プロフィール

國學院大學教授。1959年生まれ。ミシガン大学大学院哲学研究科修了。専門は論理学、科学哲学。著書は『理性の限界』『知性の限界』『感性の限界』『フォン・ノイマンの哲学』『ゲーデルの哲学』『20世紀論争史』『自己分析論』『反オカルト論』『愛の論理学』『東大生の論理』『小林秀雄の哲学』『哲学ディベート』『ノイマン・ゲーデル・チューリング』『科学哲学のすすめ』など、多数。

「2022年 『実践・哲学ディベート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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