とある弁当屋の統計技師(データサイエンティスト) ―データ分析のはじめかた―

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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784320110489

作品紹介・あらすじ

“とある弁当屋”を舞台に,いま話題のデータサイエンティストが活躍するユニークな統計の入門書!
本書では,物語風に統計解析の目的と方法を解説します。具体的には,最近注目を浴びている「データサイエンティスト」を主人公にみたて,顧客であるお弁当屋さんの売上向上を目指して活躍するという筋立てです。主人公が,お店の看板娘に解説するという形式で,統計の基礎概念,方法論,また応用について懇切丁寧に解き明かします。通勤通学の電車の中でも通読できるよう,できるだけ単純化した説明を試みました。そこで,机に向かってじっくり本書の内容を復習したいという読者には,サポートサイトを用意する予定です。統計学なんかまるで縁がなかった,習ったかもしれないけどもう忘れたという社会人や大学生,数学Iの「データの分析」がわけ分からんという高校生に贈ります。

感想・レビュー・書評

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  • 統計学の超入門として会社の本棚に入っていたので手に取りました。

    内容としては、弁当屋の売上に焦点を当てて統計学を用いてどのように分析をするのかを解説しながら展開をしていきました。

    ただ、その形式で進めているからか、小説部分の比重が重くなってしまっているようでした。

    統計学について概要を掴むよりこんなシーンで利用想定ができるということを考えたり想像できるのに有効だと思いました。

  • 統計の話がデータサイエンティストの物語形式になっていて難しい本とは違い優しく読めた。
    専門用語がやはり難しいのだが、内容的には初心者にも理解できると思う。こういう本が増えて欲しい。

  • 小説仕立ての統計入門書

    (1)p.61で「約」が抜けている。「平均を中心に偏差値約2個分、もう少しだけ正確にいうと1.96個分プラスマイナスした中央の範囲に、データの95%が集まります。」とあるが、「1.96個分」は「約1.96個分」が正しい。もちろん「データの95%」の方を「データの約95%」にしてもいいわけだが。

    (2)p.93。データの相関関係と直線について。間違ってはいないが誤解を生みやすい書き方になってしまっている。「相関係数が-1あるいは1というのは,データが直線上に完全にのっている場合です。」とある。読者は「データが直線上に完全にのっていると、相関係数は-1あるいは1になる」と誤解しないだろうか?

    (3)p.163とpp.199-200にP(plan)、D(do)、C(check)、A(action)と間違ったことを書いているのが惜しい。

    なお、続編が2冊出版されている。

    「とある弁当屋の統計技師(データサイエンティスト) 2 -因子分析大作戦-(石田基広)」(2014/01/23)

    「女子高生乱子によるベイズ統計学入門講座: とある弁当屋の統計技師(データサイエンティスト) 3(石田基広)」(2019/02/28)

  • 統計の基本概念、方法論が丁寧に解説してあって、面白く読めた。でもわかりやすく、平易にと考えた分だけ、細かい部分があいまいになった感があって、ちょっともどかしい感じだったかな。忘れかけていた統計を勉強し直してみたくなった。

  • なかなか面白かった

  • 弁当屋を舞台に、統計技師の初歩を学べる本。

    普通に読み物として読むのなら、当然ですが
    ほとんど読めるところはありません。
    弁当屋の娘がツンデレだと思えたなら、もう少し
    楽しいかも知れません…。
    単なる気に入らない事があると暴力に訴えるだけの
    嫌な女の子、にしか見えませんが。

    どういう風にしてデーターを取っていくのか。
    それをどう生かしていくのか。
    分かりやすかったとは思いますが、使わない人にとって
    読んだ後、知識として残っているかは、謎です。

  • http://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&bibid=TB90291395

    おそらくそれほど大きくないであろう弁当屋に、最近流行りの「データサイエンティスト」が経営改善のアドバイスをするという設定で話が進んで行きます。
    そのデータサイエンティストは大学を卒業したばかりの新人で弁当屋の店長の娘に翻弄されながらも、統計分析を駆使して適切な改善に向けたアドバイスをしていきます。
    漫画のような本ではありますが、統計分析のエッセンスをきちんと学べる構成になっていますので、統計学の入門書を読む前に読んでみることをお薦めします。

    (推薦者:経済経営学類 井上 健先生)

  • 標本平均の平均値、標本平均の標準偏差。
    中心極限定理

    帰無仮説と対立仮説を建てる。帰無仮説を前提とした場合のt値から確率を求める。0.05未満であれば帰無仮説を棄却する。対立仮説が採択される。

    ダミー変数(0か1か)。
    自由度=データ数からパラメータを引いた数。

    決定木。

    対数は、右肩の乗数を求めること。

  • 統計の入門書だが、ストーリーや登場人物の掛け合いもまあまあ面白い。一部不自然な口調が気になったが、本職でないそうなので納得。

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著者プロフィール

●石田 基広(いしだ・もとひろ)
徳島大学大学院 教授
大学ではプログラミング、データ分析、テキスト分析などの科目を担当している。著書に『新米探偵データ分析に挑む』(SBクリエイティブ)、『とある弁当屋の統計技師』(共立出版)、『Rによるテキストマイニング入門』(森北出版)など。

「2022年 『Pythonで学ぶテキストマイニング入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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