ウナギのなぞを追って (調べてみよう!生きもののふしぎ)

著者 : 塚本勝巳

• 金の星社 (2014年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[okkkiy555さんの感想 · 2024年2月25日]

ウナギ博士:塚本先生の児童向け書籍。教科書にも掲載された、ウナギの卵の発見について書かれた本である。ウナギはどこで産卵して、どの経路を辿って日本の川へ戻るのか、長年解明されていなかった。昔は謎すぎてウナギは山芋から産まれた説もあったそうだ。(ぬるぬるしているから)
ウナギが産まれてから成長の日数を推定する「年輪」の写真、卵の写真が素晴らしい。調査は全て人海戦術。新月の前の36時間以内に、見当をつけた範囲の深さ200mほどの海中で採取しないと卵は見つからないという。非常に厳しい条件の中、卵を見事に見つけ出したことは研究に対する執念ではないだろうか。ウナギの生態に関する解説も児童向けにわかりやすく書いてあり、次に読もうと思っている塚本先生の本の、よい予備知識となった。

[えぐにまきさんの感想 · 2016年2月15日]

教科書よりも、写真が豊富でとてもいい。

[390mamaさんの感想 · 2016年2月14日]

教科書よりも、写真が豊富でとてもいい。

著者プロフィール

東京大学名誉教授・前日本大学教授

「2019年 『ウナギの科学』 で使われていた紹介文から引用しています。」