- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784323064048
感想・レビュー・書評
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戦争はいろいろなものを犠牲にする。芸術・文化の破壊は人間性を奪い去る。戦場での極限状態におかれた兵士や民間人の悲劇を描いた<漫画たちの戦争>シリ-ズの『戦場の現実と正体』は、水木しげるの『白い旗』、楳図かずおの『死者の行進』、松本零士の『戦場行進曲』、比嘉すすむの『母について』などの作品をとおして、無惨な戦争の正体の一片を突き付けられる衝撃篇。
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鬼太郎の映画をみたのをきっかけに読んだ本。戦争の怖さは生々しく後世に伝えるべき
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「まことちゃん」の楳図先生。「ダメ親父」の古谷先生。「カムイ伝」の白土先生。「こち亀」の秋本先生。みんなが描いたあの戦争。…平和を願うジャングルの大木の叫び。無理な作戦に従わざるを得ない隊長と少年兵の苦悩。生きてさえいればその才能を発揮できたかもしれない落語家と音楽家。戦線を離脱して無人島で平和に暮らす兵士たちが行きつく運命。…まもなく戦後80年。戦場の現実と正体とは何であったのか?語り継がれることの大切さ。負けたからだけではない。アフガン戦争、イラク戦争とその後の混乱。勝ち戦でも本質は変わらない。
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2023/02/18
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画力が特に強い巻。
<収録作品>
白い旗/水木しげる
大将軍 森へ行く/手塚治虫
死者の行進/楳図かずお
噺家戦記 柳亭円治(『寄席芸人伝』)/古谷三敏(脚本協力・あべ善太)
戦場交響曲/松本零士
母について/比嘉慂
戦争 その恐怖の記録/白土三平
5人の軍隊/秋元治 -
水木しげる、白い旗
松本零士、戦場交響曲
秋本治、5人の軍隊 -
落語家、音楽家など、、兵士は兵士である前にそれぞれ生きる道があったということを思い知らされました。
彼らがその人生を、人を幸せにするために過ごせたなら、と惜しい気持ちになります。 -
松本零士の「戦場まんがシリーズ」完全版どこかで出ないかしら。時勢も時勢だし、そろそろいいんじゃない?
白土三平の作品は、お父さん「大猿」かと思ったよ。時代劇以外の白土作品を初めて読んだ。
【収録作品】
水木しげる『白い旗』
手塚治虫『大将軍 森へ行く』
楳図かずお『死者の行進』
古谷三敏『寄席芸人伝 噺家戦記 柳亭円治
松本零士『戦場交響曲』
比嘉慂『母について』
白土三平『戦争 その恐怖の記録』
秋本治『5人の軍隊』