構造と力―記号論を超えて

著者 :
  • 勁草書房
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感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326151288

感想・レビュー・書評

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  • 請求記号:801/A81
    選書コメント:
    当時の大学生がこぞって読んだそうですが・・・。
    サブカルのキーマン代表作。
    (東松山図書課 整理担当)

  • 森毅先生の人生20年説に取り上げられていた、浅田彰氏の本。当時すごく流行っていた、らしい。
    学生時代は読めなかった。今も読めない。そして、今後も読まないだろうな。
    うーん、どれだけ時間が合ったらこれ読めるんかな。

  • 久しぶりにチャレンジングな読書だった

  • 了。

  • 読者に優しくない文章を読むのは楽しい。それはその文章が(読者を念頭にして強引に擦り寄らず)身体的実感のみで書かれたものだから、不親切だが真摯だ。


    知に触れるとはなにか?
    構造と力、こんな本を読んで何のためになるか?
    そんな評論的視点で"通"になろうものなら全ては矮小なレジャーへと堕ちる
    アタッチメントなきディタッチメントは衝撃力を持たない。

    反対に狂信な自己投影が生むのは盲信なる大衆であることは既に歴史が証明している。


    浅田彰に言わせれば、「こんな本…と切り捨てながら全身で理解する」ことだけにダイナミズムを生む道があると言っている。
    知の主流、二元論はこうしてジャンプすべきだと。


    そうか、そうやって生きていけばいいのか。


    刺激に満ちた「序」に対し内容はその十分の一も把握したとは言えないから今のところ星4つ。

  • 著者26歳の時の作品と思うと、著者の見えている世界観の深さに驚く。ただ、聞き慣れない言葉が多く、何回であった.思想や哲学、社会の見方などの引用例に、著名な人たちが出てきており、改めてそれらの著名人に関心を持つきっかけとなった.上野千鶴子も、カオス、コモス、ノモスの図式提案の類似例として引用されていることに、上野千鶴子を再認識.「性本能」と「性欲慟」との相違についても、非常に興味を惹かれた.

  • イロニーではなくユーモアを。沼から砂漠へ。クラインの壺からリゾームへ。
    「ぼくは時代の感性を信じている」
    「同化と異化のこの鋭い緊張こそ、真に知と呼ぶに値するすぐれてクリティカルな体験の境位(エレメント)であることは、いまさら言うまでもない。簡単に言ってしまえば、シラケつつノリ、ノリつつシラケること、これである」

    EXCÉS=生きた自然の織り成す有機的秩序(ピュシス)からのズレ(単純すぎるが)。ピュシスからの追放。方向=意味(サンス)の過剰は、まず、恣意性のカオスとして現れる。コスモス(人間が知覚する自然の秩序)とノモス(人間が知覚する社会の秩序)からなる象徴秩序。

    - コード化の原始共同体
    プレモダン
    - 超コード化の原国家
    - ツリー
    モダン
    - 脱コード化の近代国家
    - クラインの壺
    ポストモダン
    - リゾーム

  • 知人からの寄贈本なのだが、読まずに積んでいました。ごめんなさい。

  • 『構造と力』って、じぶんらよりひと世代上には必読書みたいな扱いで、その余韻はぼくが大学生になるくらいにもまだちょっと残っていた。で、いままで読まずにいたので、どんなものだったのか読んでみたい、と思って探してみると、これ、文庫になっていないのか。なんでだろう。

  • 新人類の旗手として、面目躍如な本。
    記号論という難解な理論を出発点に、
    幅広い展開をしている。

    出版された当時は、すごいと思った。
    その後の展開があまりないような気がしている。

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著者プロフィール

浅田彰(あさだ・あきら)批評家、経済学者、京都造形芸術大学大学院学術研究センター所長。1957年兵庫県生まれ。著書に『構造と力』、『逃走論』、『ヘルメスの音楽』、『映画の世紀末』他、共著に『天使が通る』(島田雅彦氏)、『ゴダールの肖像』(松浦寿輝氏)、『憂国呆談』(田中康夫氏)他、対談集に『「歴史の終わり」を超えて』他がある。

「2019年 『柄谷行人浅田彰全対話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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