動物絵本をめぐる冒険: 動物-人間学のレッスン

著者 :
  • 勁草書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326298723

感想・レビュー・書評

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  • 獣を知ることは、人類を知ることである。子供は動物絵本を通じて、動物のことを学ぶ以上に人間について学ぶのだ。

    タイトルの通り動物絵本のことについて書かれた本。ただ単純に解説するだけではなく、その文化的背景や、歴史にまで話が展開される。なにしろ登場する作品で一番古いのは「ラスコーの壁画」なのだから。

    中心にあるのは子供用の動物絵本であっても、内容は非常に幅広く、教養が求められる。とはいえ数々の名作を知るきっかけにもなるので、絵本を探している人には頑張って読んでもらいたい。

  • えーほんとに絶対そうなの?と、思わないこともないところも微妙にあったりするのですが、ひとつひとつの事柄を分類して考察してあるので、(そして詳しいので)、わかりやすくとても興味深かったです。
    また今度ちゃんと読む。

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著者プロフィール

1954年神戸生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程中退。香川大学教育学部助教授をへて、1992年より京都大学教育学部助教授。2002年より京都大学大学院教育学研究科教授(臨床教育学講座)。博士(教育学)。専門は、教育人間学、臨床教育学。著書に『子どもという思想』『ソクラテスのダブル・バインド』『自己変容という物語』『動物絵本をめぐる冒険』『意味が躍動する生とは何か』『贈与と交換の教育学』『幼児理解の現象学』『大人が子どもにおくりとどける40の物語』などがある。

「2015年 『講座スピリチュアル学 第5巻 スピリチュアリティと教育』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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