『マルタの鷹』 講義

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  • 研究社
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784327377311

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  • 著者:諏訪部 浩一(すわべ こういち) 20世紀アメリカ文学。

    【書誌情報】
    刊行日 2012年2月22日
    ISBN 978-4-327-37731-1
    Cコード 0098
    NDCコード 934
    体裁 四六判 並製 386頁
    定価 3,024円(本体2,800円+税)

    なぜ『マルタの鷹』はハードボイルド小説の原点にして、なおかつ極北であるのか――ファム・ファタール、探偵小説史、モダニスト・アンダーステートメント、偶然と不条理、アメリカ的イノセンス、戦争と死の消費、都市と警察、ファルスといったキー・コンセプトを足がかりに、不朽の古典を徹底的に解剖する。『マルタの鷹』本文への詳細な語注を巻末に付す。
    https://books.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-37731-1.html

    【個人的メモ】
    ・『英語青年』連載が書籍化。

    ・「本に載ってないない語註」のファイルをdownloadできる。
    http://www.kenkyusha.co.jp/modules/03_webeigo/

    ・小鷹信光による訳の『マルタの鷹[改訳決定版]』(ハヤカワ文庫、2012年9月)には、巻末に「[改訳決定版]のための短いあとがき」がある。そこでは諏訪部の連載に改訳を促された旨と感謝の言葉が載っている。


    【目次】
    目次 [i]
    凡例 [ii]

    イントロダクション 001
    注 009

    第01講(第1章) 011
    注 

    第02講(第2章) 023
    注 

    第03講(第3章) 035
    注 
     
    第04講(第4章) 047
    注 
     
    第05講(第5章) 061
    注 
     
    第06講(第6章) 073
    注 
     
    第07講(第7章①) 087
    注 
     
    第08講(第7章②~第8章) 101
    注 
     
    第09講(第9章) 117
    注 
     
    第10講(第10章) 129
    注 
     
    第11講(第11章) 145
    注 
     
    第12講(第12章) 157
    注 
     
    第13講(第13章) 171
    注 
     
    第14講(第14章) 185
    注 
     
    第15講(第15章) 197
    注 
     
    第16講(第16章) 209
    注 
     
    第17講(第17章) 225
    注 
     
    第18講(第18章) 239
    注 
     
    第19講(第19章①) 255
    注 

    第20講(第19章②) 269
    注 

    第21講(第20章①) 283
    注 

    第22講(第20章②) 295
    注 

    第23講(第20章③) 311
    注 

    あとがき(二〇一二年一月 諏訪部浩一) [329-331]
    索引 [332-333]
    文献一覧 [336-343]
    語注 [344-380]

  • 「マルタの鷹」をより面白くしてくれる。
    こういう本が増えれば読書はもっと楽しくなる。

著者プロフィール

諏訪部 浩一 (すわべ・こういち)
1970年東京生まれ。アメリカ文学者。上智大学文学部英文学科卒業。東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻英語英米文学専門分野博士課程中退。ニューヨーク州立大学バッファロー校博士課程修了、Ph.D。現在、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部英語英米文学専修課程准教授。著書に『ウィリアム・フォークナーの詩学』『アメリカ小説をさがして』(ともに松柏社)、『カート・ヴォネガット トラウマの詩学』(三修社)、『『マルタの鷹』講義』(研究社、日本推理作家協会賞[評論部門]受賞)『ノワール文学講義』(研究社)など。訳書にフォークナー『八月の光』(岩波文庫)、同『土にまみれた旗』(河出書房新社)などがある。

「2022年 『薄れゆく境界線 現代アメリカ小説探訪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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