[CDブック] 英語落語で世界を笑わす! シッダウン・コメディにようこそ (CD BOOK)
- 研究社 (2008年1月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784327452100
感想・レビュー・書評
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とあるグループで英語落語を研究していただいている中、NHKのシナリオでなく、本来の噺家さんによる英語落語の一冊。
夢は、カーネギーホールで人情噺をやってアメリカ人を泣かせてみたい。
★いいねぇ、お菊の皿で日本人が働きすぎ的な枕、ちゃんと振ってくれていますね!
「#英語落語で世界を笑わす!」(研究社、立川志の輔・大島希巳江著)
Day180
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文京学院大学外国語学部の准教授であり英語落語家である大島希巳江さんと
噺家立川志の輔さんの対談と、対訳付きシナリオが載っており、
付属のCDには、志の輔さんのスタジオ録音が1話と、
大島さんの海外でのライブ録音が2話入っている。
英語への挑戦は50歳過ぎてからだという志の輔さんの
日本人らしい英語だけれど素敵なお声とプロの噺ぶりに感動!
大島さんの流暢な英語は聞きほれる!
日本人(私だけかな?)とは笑いのポイントが随分違うような気がするけれど、
それにしても外国の(マレーシア?)お客様は良く笑う。
こんな風に日本文化や日本人気質(でも世界共通!)が紹介出来て愛着持っていただいたり、
相手が楽しんでくれているのが実感できたら
戦争なんかする気にならないだろうな~、なんて思いながら聞いていたら、
後で読んだ対談でも、大島さんが同じようなことを言われていた。
言葉の語呂合わせ、文化や習慣の違い、宗教上のタブーなどで、
話の内容を創作しなければならないことが多く苦労されているようだが、
世界平和のために、英語落語の普及活動、頑張って欲しい! -
英語落語と言えば枝雀が思い浮かぶ。枝雀の英語落語を聞いたときから英語落語のおもしろさにはまった。それから数年して志の輔が英語落語をするなんて考えても見なかった。
英語落語はただ文字通り英語に訳すだけでなく、いかに伝えるかということで内容を変えていたりするので、その工夫が私は好きだ。
その辺りの解説が書かれているのでわかりやすくおもしろい。
英語をすべて聞き取ることができなくても雰囲気は伝わるし、本で文字だけ読んでも十分おもしろい。英語教材としても良いと思う。おすすめ。