国マニア: 世界の珍国、奇妙な地域へ!

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  • 交通新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784330839059

感想・レビュー・書評

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  • ここに紹介されているのは
    ちゃんと歴史がある国もありますけど
    無理やり作られたものもたくさん
    国というより 中小企業の栄枯盛衰を
    見てるような気分になります

  • ところどころ作者の中国礼賛思想があって2021年の読者はひいちゃう。

  • 題名のとおり、世界の小規模国を紹介。2005年12月初版なのでその時点での情報。常備してひまな時に何度も見返したい。・・読んでも忘れてしまう。
    バチカン市国やモナコ公国などのおなじみの国から、スバーバル諸島などの地域も載っている。またビアフラ共和国など消滅した国も含め50の項目が4ページでまとめてある。

    著者は1963年生まれ。法政大学卒業後、香港中文大学に留学し日刊「香港ビジネスポスト」の編集長などをしていた(本より)

  • 国家の三要素は領土・国民・主権です。
    しかし地球にはそれに全く関係なく、何故か存在する国と何故か存在を認められない国があります。
    そのようなものも含め、世界の不思議な国や地域を詳細に紹介している一冊。
    “マニア”ではない方も、わかりやすい説明によって楽しむことができると思います。

  • 普段意識しない国家に関するアレコレ。自治区とかグレーゾーン地域、ペーパー国家、領土のない国家、会社が統治する地域、敵国内領土、その地域に昔からあって自然発生的に誕生するような国家ばかりではない事が知れた。国への帰属意識というもの自体あやふやなものだなと。

  • 国や宗教はもちろんのこと、企業や様々な個人の思惑が渦巻く世界。バウンティ号の氾濫者が落ち延びたピトケアン諸島とか、人口わずか4人でクーデターは起こるは亡命政権が樹立されるわなシーランド公国とか、いろいろと胸が熱くなってきます。ああ、これが人間の営みというやつです。

  • 一国が4ページほどなので微妙に情報量として物足りなくぶつ切りになってしまっている気がするがこんな国があるんだと知らせてくれるのは面白い。

  • 極東にユダヤ自治州が作られたことがある。
    香港、チベット、北キプロスもマニアな国らしい。
    台湾が領有権を主張するシベリアの小国トゥバという国がある。

  • さまざまな細かい国、自治領、一時的に存在した国など、よくぞここまで調べた、というようなことが書かれている。

    とにかく、身勝手なつじつま合わせ、エゴイズムのオンパレード。特に植民地がらみのものが多い。中でもイギリスの二枚舌政策。住民が団結して抵抗するのを防ぐために、民族や宗教でグループを作り、分割統治をするのが常套手段。ある時は一方を、またあるときはもう一方のグループを優遇して対立をあおり、何食わぬ顔で調整役に回るというイギリスの得意技がそこここで炸裂している。たとえば、植民地時代のマレー。キプロス。インド。イスラエル/パレスチナなどもこの手の外交の結果だろう。なんともやりきれないところではある。

  • 聞いたことある国、聞いたこともない国。
    タイトル通り、マニアしか知らないような国々を集めた本。

    1つの国について3~4ページくらいなので、ややざっくりした説明ではある。さらっと流し読みするには適。

  • 聞いたこともない国を巡った旅行記。面白い。

  • ありえない国がたくさんあるんだな、領土が無い国 マルタ騎士団??
    国の定義って何だろ、政治・宗教が絡んで小難しい内容だった。

  • その名の通り国マニア。
    世界地図を眺めて興奮する人にはたまりません。
    真面目にバチカンの成り立ちはじめてしりました。

  •  知られざる国家の数々を,マニアックに紹介。きっちり一国4ページ。どうしようもなく小さい国,領土さえない国,めちゃくちゃ入り組んだ飛び地,はかなく消滅した国,人種差別のための国…。
     なんでそんなヘンテコな国がなぜできたのか?みたいな経緯もしっかり書かれている。極小国家には,切手の発行が重要な収入源になっているとこも多いらしい。もちろん発行は他国に委託してたりして,なんか知財な商売だな…。あとはタックスヘイブンとか。
     著者はさいたま市議会議員で,ネット上に「消滅した国々」とか「世界飛び地領土研究会」とか公開している。面白い人だなあ。

  •  地理好き、地図好きの私にはたまらない1冊です。私自身全く聞いたことのない、個性があったり諸事情があったりする国ばかりの紹介です。楽しくわくわくしながら読める上、それぞれの国の背景、歴史、問題を勉強することができます。いろんな国の事情を知ることが、世界は広いということを感じさせ、自分の視点が広がっていくようにも感じます。
     自分の国を持つ方法がコラムとして記載されていました。それは、誰のどこの国の所有でない土地をいち早くゲットすることです! 火山活動が活発な地域の周辺でチャンスを待ち、島が出来た瞬間に上陸し「オレのモノ」と主張すれば達成です。果たして何日もつのだろうか。。。

  • 知らない国が多過ぎて反省しました。日本は狭いと思っていましたが、もっと小さな国がたくさんありました。国土は大きければ大きいほど良いわけでもないなあと思う反面、土地を区切る条件も大変難しいなあと思いました。

  • 小中学校の時に配られた地図帳。古い本棚の奥から引っぱり出してきて、パラパラとめくっていたら平気で数時間は過ごせてしまう人。

    そんな人にオススメです。

    F1で有名なモナコ公国は日本と国交がなかったり、クック諸島にはキティ柄の通貨があったり、マルタ騎士団は領土無き国家だったり、南海の孤島ピトケアン島は公的書類を出すのに5300kmも旅したり……とにかくユニークな世界中の国、地域が目白押し。

    そして、歴史に翻弄された国々、近世以降の植民地支配が色濃く影響する地域、などなど、とにかく読み応えがあります。

    惜しむらくは文章ばかりで、しかもそんなに上手でない点。図版や年表、地図での国境線の変遷など、ビジュアライズな要素も含めて書いてくれた方が良かったのではと思います。

    これだけネタの着眼点が良いだけに、本当に惜しいです。

    (2006年読了)

  • クチビハールという地域をご存じだろうか?

    インドとバングラデシュの境にある飛び地の入れ子状態(インド領内にバングラデシュの飛び地が95箇所、バングラデシュ領内にインドの飛び地が129箇所)という、常識的には想像もつかない地域だ。
    ここでは、人口も不明。中心都市も無し。だという。

    詳細は本書を読めば分かるが、世界には実に様々な国や地域がある。
    そして、日本人は自国のことを「小さな島国」だと思っているが、本書を読むと、日本がいかに大きく、統制のとれた、倫理社会であるかがよくわかる。


    内容的にはウィキペディアレベルだけど、このような国があるということを知る上では貴重。

  • 多分読みきらない
    流し読みするには情報が多すぎるかな

  • マルタ騎士団

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著者プロフィール

1942年滋賀県長浜市に生まれる。長浜市役所勤務のあと、長浜城歴史博物館館長、国友ミュージアム館長などを歴任。カメラを持ち始めたのは長浜市広報担当職員時代から。父祖から受け継いだ田畑を耕作しながら、地元の暮らしや民俗の取材を続ける。湖北の農村の作業を追いかけた『北近江農の歳時記』は第5回日本自費出版文化賞大賞を受賞。

「2022年 『地図から消えた村』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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