こんなに違うJALとANA - 歴史、社風、サービス…比べてなるほど! (交通新聞社新書124)
- 交通新聞社 (2018年6月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784330886183
作品紹介・あらすじ
JALとANAは、運輸業界のみならず、数ある日本企業のなかでも宿命的なライバルといえる。昨年春にはJALが受けていた行政指導の制限期限が切れ、2020年に向けた発着枠の争いなど、両社の戦いに対する注目度は現在、かなり高い。そんな今だからこそ、改めてこの2つの会社をじっくり比べ、何がどう違っているかを詳細に分析してみた。おなじみの航空会社の特徴がわかる、なるほどの1冊。
感想・レビュー・書評
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羽田空港の本屋さんで立ち読み。
前半のANAとJALの社風の違いだけ読了。
ドライのANAかウェットのJALか。
ANAはサービスをビジネスと割り切ってコスト意識が強い。JALは乗客との心の繋がりを大切にする。例えば、ワインサービスを2周で済ますANAと3回回るJALの違い。2周すれば完了というマニュアル通りに進めるANAと、十分ですか?足りてますか?と心遣いがあるJAL。これはJALのCA自ら発案したサービスだそう。JALには乗客と心を通わせることがベストサービスという精神がある。
いまJALの国内線で試されているご当地シールはCAのお気に入りの県のバッチを付けてお客さんに渡す制度。客とのコミュニケーションを取る施策。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ANA世界24位 JAL28位
ANA サービスをビジネスと割り切る・マニュアルに忠実・ドライ→ムダを省くことを善とする企業風土
JAL 乗客との心のつながり・ウェット ご当地シール→接客に長けていない新人がコミュニケーションを図る機会
JAL フラッグキャリア
政府専用機 B747 2020年にB777-300ER ANAが整備担当
1950年代 国内ローカル線ANA 国際線、幹線JAL
2010年1月19日 JAL会社更生法申請、経営破綻→民主党政権の公的整理
国際線のファーストクラス 名門キャリアの証 アメリカン航空、ユナイテッド航空、エールフランス、BA…
日系はオーソドックス派
主要ハブ空港が同じ 米国ビッグキャリアの場合→アメリカン=ダラス ユナイテッド=シカゴ デルタ=アトランタ
2001年堂本千葉県知事「成田の鉄道アクセス改善、羽田との時間差短縮を条件に羽田の国際化容認」
2010年羽田国際便☆10年かかったのか?
シンガポール航空 民族衣装サロンケバヤ -
2018年の本。
2020年のオリンピックイヤーに向けて、航空業界が活発になり更に2030年に向けての競争なんかがANAとJALの比較をベースに綴られている。東京オリンピックが延期され、無観客になる未来を知らずに……。
コロナで様々な業界が打撃を受けたけれど、航空業界を中心とした観光業の損失は計り知れない。これからの2社に期待。 -
国策企業のJALが国際線から始まり、民間企業のANAが国内のローカル線から始まったと知った。現在ではそれぞれが国内線と国際線を担っており違いがほとんど感じられないが、歴史的にはお互いを意識したバトルが繰り広げられていたのだと知った。現状JALとANAは安ければどちらでも良いと思ってしまうが、イギリスのブリティッシュ・エアウェイズの伝統、大人らしさ、フォーマル、気品とヴァージン・アトランティックの革新、カジュアル、楽しさのようにそれぞれが独自の価値観をもっており、乗客が主体的に選ぶような関係になってくれればと思う。
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国策会社のJALと民間企業のANA。それぞれの成り立ちの違いが、社風やサービスの違いを生み出している。ドライなANAにウェットなJAL。ナショナルフラッグキャリアというそのプライドの高さから経営破綻に繋がったJALと虎視眈々とトップを狙っていたANA。両社違いがあって面白かったが、利用者目線でそこまで色の差が出ているのかは疑問だ。
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2030年問題が気になる
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面白いのは最初だけ。
あとは比較数字を無理に文章にしただけ。 -
少ししか読んでないけど、JALとANAの違いを歴史まで遡って多面的に考察している印象だった。まぁ結局その考察対象にあまり興味が湧かなかったので読み進まなかったのだが。
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残念ながら、面白かったのは最初だけであとは飛ばし読み。なるほど!という内容が少なかった。
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本書の出だしはJAL贔屓だったが、徐々にANAと平等な語り口になった。