人生の言い訳

著者 :
  • 廣済堂出版
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本棚登録 : 143
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331514375

作品紹介・あらすじ

昨日も今日も明日も、言い訳しちゃって、ゴメン!!適当男から「言い訳男」へ。初の人生論、語りおろし。

感想・レビュー・書評

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  • さすが高田純次!
    こういう人が日本を元気にするんだと思う。でもこういう人ばかりじゃ困りますが。
    ただ書籍代は少し高いかなーと思いました。

  • 裏表紙にも書いてあるように、「うつ病大国の日本人」に対して力を抜くようにという感じの本でした。
    真面目すぎる日本人へ、
    「真面目にレビューしたり、感想を考えたりせずに、適当にやり過ごしちゃえ。」「考え過ぎないで、適当な言い訳でもして肩の力を抜こう(自分を許そう)」と言われている感じ。ふざけながらも優しく背中を押してくれる本でした。

  • 高田純次大先生の最新刊。

    名著「適当経典」「適当論」とはかなり趣が違って、
    ご自身の人生哲学について語っている一冊。

    でも、そこはさすが純次サマ。
    人生哲学を語りながらも、外すとこは期待通りに
    ちゃんと外してくれているから、この本もはずれ
    なし!…ん?

    今回も謹んで五つ星進呈。


    ところで、本題とは少しずれるが、本書で
    いちばん驚いたのは、純次サマのアメリカ観が
    ワタシのそれと同じだったこと!
    光栄です。

  • あはは。
    相変わらずの適当なフリがいい感じ。
    還暦すぎても格好つけてない、軽〜い感じが、素敵なおじさまデス。

  • 適当の代名詞みたいな高田純次、旅先で仕事とか関係ない軽い本が読みたいと思ってなんの気なしに読み始めたが、深い。
    人生はT字路よりも微妙な選択になるY字路が多い、適当を意識したら適当じゃなくなる、なるほどなぁと思う箇所が多々。文中の所々に散りばめられてる笑いのポイントは照れ隠しなのかな?

  • 「大切なのは自分を傷つけないためにうまく言い訳をすること」
    「人間は自分を一番良く知っているから逆のことを言って隠そうとする」
    「人生はT字路よりも微妙な選択を迫るY字路が多いから後悔が生まれる」

    これはあの「テキトー男」こと高田純次サンの言葉なのです。
    ただのおもしろ伝記だと思っていたら痛い目に遭います。
    自分もかる~いノリで旅先に持っていった本なんですが、
    これからの人生の教科書になりそうです。
    一人でいろいろ考え込んでしまう性の方なんかにいんじゃないでしょうか?
    とにかく騙されたと思ってみんなに読んでいただきたい本です。

    ただ…

    これからテレビで見たとき笑えるかどうかビミョーです…
    それくらい衝撃の1冊だ。

  • 高田純次さんのバランスのよさは
    いろんな人が賞賛していますが、そこに一票追加を

    適当を意識すると適当でなくなる…というジレンマ
    のお話とかなるほどと思わせれながら読む部分も多いですが、
    笑いどころが満遍なくちりばめられていてさすがという感じです

    高田さんは自分のことでも距離をとって
    見ているのかな?と思っていましたが、
    意外と高田純次の視点からも見ていて、
    自分としてはどうなのか、他人から見て(全体俯瞰で)どうか
    という自分と世界のとらえ方に関するバランスの
    素晴らしさを改めて感じさせてくれました。

    高田純次のように生きたい…と思ってしまうかもしれない一冊です

  • 期待を裏切らない高田純次っぷり。

  • 高田純次いい。

  • ■「こんなもんだと思うんだ」という新しい現世肯定■
    肯定すべきは「今ここに居る私」ではなく「世界」。その時「私」にはちょぴり「言い訳」が要るんだけどね。色々考えると結局そういうもんだと思うんだ、という言葉に後光が射してます。

    ───────────────────────────

     若い時の恋愛って、好きになって付き合って浮気して喧嘩して分かれるってことになるけど、そういうもんだと思うんだ。

     いやー驚きました。どこまで本気で言ってるか分かんないあたりが「ミスター適当」(いい意味で)の面目躍如たるものがあるわけですが、私の本棚のカテゴリーでは「社会学/心理学」に入ってしまった。

     数年来流行の 成功 幸せ 癒し本の企画で始まったとも思えるのですが、よく読むと「こうすればいいよ」とも「オレはこうだったから上手く行った」とも書いてない。こんなこともあったけどあんなこともあった、でもよく考えたらそういうもんだと思うんだ。そう納得する以外に方法があるとは思えない。だから「言い訳」が必要なんだと。

     読んで行くうちにだんだん気持ちが軽くなって行く。

     自分を肯定するために、「見方を変えればホントは幸せなんだ!」とか「自分のありのままを大切に」のように、自分の今は「好い」のだという価値観を使わず、「こういうもんだと思うんだ」という仏教的な世界観を持ってくる。

     「あの時は魔が差しちゃったんだ。ほんとそう思う。」

     って魔が差した本人が言ってるって、ある意味凄い状況ですが、それを「言い訳」と言い訳しながら自分に言ってみるとガラッと世界が変わる。

     こう出てこられたら、ショウペンハウエルだって言葉に詰まる、かも。

     人に対してだって、仲良くなったり喧嘩したり成り上がったり落ちぶれたりひどい事言ったり夢を語り合ったりの色んな局面で「でも、こういうもんだよな」というスタンスが持てたら、とても平和に暮らせるような気がする。

     そう、高田さんが肯定してるのは、私ではなくて世界なのだ。

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著者プロフィール

昭和22年1月21日東京生まれ。O型。東京デザイナー学院卒業。71年に「自由劇場」の研究生となるが、1年後イッセー尾形氏らと劇団を結成。その後4年間サラリーマン生活をし、'77年に劇団「東京乾電池」に参加。1989年に独立し、(株)テイクワン・オフィスを設立。バラエティー、ドラマ、司会などマルチに活躍。

「2023年 『じゅん散歩画集 一歩一絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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