間違いだらけのセ・リーグ野球 (廣済堂新書)

著者 :
  • 廣済堂出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331519851

作品紹介・あらすじ

2015年のセ・パ交流戦の最中、パ救団がセ球団を叩いた結果、全セ・リーグ救団が「勝率5割以下」という前代未聞の事態が起こった。見渡せば、柳田、中村、中田らの魅力あるフルスインガー、大谷、金子らの豪快な投手はパに集中し、セの野球はどこか貧弱。このような事態を招いた原因はどこにあるのか?人気球団で補強に力を注ぐ巨人や阪神は、なぜさほど強くならなかったのか?ドラフト、FA、育成…あらゆる角度からセ・リーグの問題点をあぶりだす。

感想・レビュー・書評

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  • 現行の日本プロ野球について分析した一冊。

    セ・リーグの野球が嫌いということではなく、ここ10年逆指名制度が有効に使えなかったパ・リーグの高校生ドラフト組が台頭してきたという話は目から鱗だった。
    また逆に今後は、セ・リーグが逆襲してくるだろうという分析が気になるところ。

  •  93ページの 広島と同様に主力が流出したヤクルトが、編成戦略によって、広島のような暗黒時代を免れたという指摘は、きちんと押さえておきたい。カープ優勝の今だからこそ。たしかに、23年間でBクラス17回というのは、FAや逆指名だけが原因とは思えない。

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著者プロフィール

小関 順二(こせき・じゅんじ)
スポーツライター。1952年神奈川県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。プロ野球のドラフト(新人補強)戦略の重要性に初めて着目し、野球メディアに「ドラフト」というカテゴリーを確立した。2000年より年度版として刊行している『プロ野球 問題だらけの12球団』シリーズのほか、『プロ野球 問題だらけの選手選び─あの有名選手の入団前・入団後』『甲子園怪物列伝』『「野球」の誕生 球場・球跡でたどる日本野球の歴史』(いずれも草思社)など著書多数。CSテレビ局スカイ・A sports+が中継するドラフト会議の解説を1999~2021年まで務めている(22年は入院で参加できず)。同会議の中継は20年度の衛星放送協会オリジナル番組アワード「番組部門中継」の最優秀賞を受賞。15年4~7月に、旧新橋停車場 鉄道歴史展示室で行われ好評を博した「野球と鉄道」展の監修を務める。

「2023年 『2023年版 プロ野球 問題だらけの12球団』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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