新選組密偵 山崎烝 (広済堂文庫) (廣済堂文庫 し 12-1)

著者 :
  • 廣済堂出版
3.39
  • (3)
  • (8)
  • (15)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 79
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331609194

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「ほうやな、死なれへん…」とかすかに笑った丞の最期に涙。
    華々しく生きた人ではなかったけど、常に新撰組とその重要な歴史の蔭に寄り添っていた人。

  • 戦う新選組を支えた探索兼医療担当の山崎丞の物語。
    いつもチャンバラする新選組ばかり読んでいたので新鮮だった。
    松本良順と関わりがあったのは驚いた。

  • 山崎さんの小説が読みたかったので、この本を手に取った。
    この小説で描かれる山崎烝という人は、とても人間味に溢れているようで、私は好き。
    彼の最期は、涙なしには読めなかった。

    幕末という動乱の中で、新選組という組織の一員として、密偵として生き抜いた彼の生涯を描いた、とても面白い作品だと思う。

  • 一回目で読んだときは微妙だと思ったけど、ゆっくり読んでみると、結構おもしろかった。ああいう土方が好きだ。近藤はほとんどでてこない。斉藤が密偵設定でよくでてた

  • ■名前を変え、愛しい妻・琴音とも別居し、新選組に入隊した山崎烝。棒術の使い手でもあった男が与えられた役目は密偵であった。冷静に彼らの情報を探る立場を通し、歴史の大勢への、如何ともしがたい山崎の煩悶と、新選組の実質的統率者・土方歳三に向けた厳しい批判の目。だが、そんな山崎も、いつしか密偵という仮面が、自分の一部となっていく…。謎多き男の生涯を描く歴史小説。

    ■■今まで滅多に表舞台にでることのない監察の仕事を山崎を通して描かれています。人間臭い山崎さんが一杯出てきます。今まで脇でチラホラすることはあっても、主人公は初めて読みました。土方さんとは結局仲がいいのか悪いのか・・・。なんか最期が淋しいやら壮絶やらで、言葉が出てこない。てかう~ん、飾り気がないというか、さらりとした文章でした。
    ここの土方さんは人形みたいでした。熱いんだけど、なんかそれが伝わってこない。

全6件中 1 - 6件を表示

島津隆子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×