おむかえ

  • 佼成出版社
3.71
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本棚登録 : 161
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784333027019

作品紹介・あらすじ

こうたろうくんは、おかあさんのことがだいすきです。でも、ほいくえんでは、ちょっとだけバイバイしなければいけません…。新入園の子どもたちとお母さんに贈る絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 3歳8ヶ月。図書館で二回も借りた絵本。娘も保育園に行ってるのでこたろうくんに感情移入するんだろうなと思ってましたが、読後に「何の紙芝居かな?」「この保育園に行きたーい」等言っていて、色んな角度から見てるんだと目から鱗でした。

  • K
    6歳1か月

    Y
    3歳9か月

  • あーくんもママにずーっとようちえんにいてほしいよー! と言ってくれました。
    こたろうくんのおかあさんが見えたとき あ!こたろうくんのおかあさんだよ! と教えてくれました。

  • 2y3m
    図書館で借りた。

    保育園に行きはじめて1年半ほどたつ今でも送りのときに、『ママがいい』と大泣きする時がある。
    大人になると1日や1週間があっという間だけど子供にとっては親と離れる長い時間で、そのなかでもたくさん成長していて、寂しいけど頑張って強くなっていく時間でもあってとても考えさせられる本だった。
    毎日頑張っていることをもっと褒めてあげようと思った。
    子供は泣いているこたろうくんをみて、『むぎゅー!いいこいいこ』と本をむぎゅしてなでなでしていた。
    微笑ましかった。

  • 3歳8ヶ月

  • ほいくえんに通う不安な気持ちがあるこどもに。赤ちゃんだとまだこういうこともわからないままほいくえんにいくのかなぁ。

  • お母さんとバイバイしてから園でずっと泣いてるこたろうくん。でも、お昼寝の夢の中で大好きなお母さんにたくさん褒めてもらった後は泣かずに頑張る。
    ゆきこ先生が声をかけてくれたり、そっと手を握ってくれたり、優しく寄り添ってくれる対応には息子の園の先生と重なって感謝でいっぱい。
    おむかえの時にこたろうくんがポロリとこぼした涙に、息子は「がまんしてたんだね」とポツリ。
    年中になった4歳7ヶ月の息子だけれど、自粛明け登園再開のこの2週間、以前のペースを取り戻すのに一苦労。その姿を見守ってきた母は思わず涙ぐむお話だった。

    あらすじから入園時を思い出すので、年中になった4月に読もうと思っていたら新型コロナで登園自粛に。やっと6月から久しぶりに登園が再開したと思ったら、息子は緊張で初日はガチガチ。確かに担任の先生は変わったものの前からいる先生だし、クラスの顔ぶれは変わらずだが、子どもにとっての2ヶ月のブランクの大きさを思い知らされた。
    登園を嫌がることはなかったけれど、最初の週は緊張&泣きべその1週間、今週はやっと徐々に前のペースを取り戻して朝から笑顔が見られるようになり、ホッと一安心。

  • お母さんの事が大好きでたまらないこたろうくんの保育園での1日。
    よくがんばった!えらいぞ、こたろうくん‼︎

  • 2017.11 思いの外、内容を理解して感じるものがあったよう。感心。リクエスト多。

  • ひがし ちからさんの作品のひとつ。
    明るく温かい色使いと優しい滑らかな線どりが特徴の水彩画風の絵です。

    お母さんが大好きな主人公・こたろうくん。こたろうくんは、保育園に入園したばかりで、お母さんがお仕事へ向かうとたまらずに泣き出してしまいます。担任の先生が優しくしてくれても、お友達が心配そうな顔で見つめていても、寂しくて、悲しくて、涙は止まりません。先生のちょっとしたいたずらに、つい気持ちが上がりそうになっても、やっぱりすぐにお母さんを思い出してしまいます。名前を呼ばれても、お外遊びの時間になっても、給食の時もただただ、泣いています。お昼寝の時間になり、眠れずに頭からお布団に潜っていると、布団の向こうから誰かがそっと手を握ってくれます。お母さんが手を握ってくれているように感じたこたろうくん。お母さんと保育園で楽しく遊んでいる夢を見ます。すると、お母さんが、保育園で待っているこたろうくんを沢山褒めてくれるのです。その夢を見たこたろうくんは、もう泣きません。もちろん、寂しくないわけではないし、悲しくないわけでもない。大好きなお母さんを、保育園でちゃんと待っていると心に決めたのです。それからずっと泣かずに待っていたこたろうくん。迎えにやってきたお母さんに「ぼくね、なかなかったよ。ちょっと泣いたけど……、泣かなかったよ!」と武勇伝を報告。「こたろうくんは 偉いねえ!すごいねえ!」と褒めてもらえて、それまで堪えていた涙がポロリとこぼれ、こたろうくんの頑張りが伝わってくるお話です。

    文章は、ひらがなとカタカナで構成されていて、カタカナにふりがなは振られていません。ですが、内容的にまだ字が読めない時期のお子さん向けかと思いますので、読み聞かせを中心に考えて良いかと思います。字が少し読めるようになったら、入園したての小さなお友達の気持ちを考えてみるきっかけとして、読んでもらってもいいかもしれません。カタカナも「バイバイ」と「ブロック」だけですので、カタカナは練習中のお子さんでも読めるかと思います。文章量は、そんなに多くはありません。

    我が家では、入園前の心の準備を兼ねて読み聞かせをしました。
    読みながら、息子はじっと食い入るように真剣に絵本を見て、お話を聞いていましたが、私は最後のページで、こたろうくんが堪えていた涙をポロリと流すシーンで、堪りきれず、そっと泣いてしまいました。

    【参考】読み聞かせ:2歳0ヶ月

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著者プロフィール

大分県生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業。主な絵本に『ぼくのかえりみち』(BL出版)『ひみつのばしょ』(PHP研究所)『おじいちゃんのふね』(ブロンズ新社)『おむかえ』(佼成出版社)、挿絵に『だんまりうさぎとおしゃべりうさぎ』(偕成社)『日がさ雨がさくもりがさ』(フレーベル館)などがある。

「2017年 『ぼく、ちきゅうかんさつたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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