とおいまちのこと

著者 :
  • 佼成出版社
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本棚登録 : 67
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784333028047

作品紹介・あらすじ

2人の絵本作家、植田真とnakabanが互いの物語に絵を描いた、いままで出合ったことのない画期的絵本。今作『とおいまちのこと』(植田真・作/nakaban・絵)の世界につながっている、もう1冊の絵本は『みなとまちから』(nakaban・作/植田真・絵)。また、本作中の「紅茶の缶の絵」と次頁の「遠い街の絵」は植田真が描いています。2つの世界が交差するとき、物語が静かに広がっていきます――。ぜひ、2つの世界を自由に行き来しながら楽しんでみてください。

感想・レビュー・書評

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  • 「みなとまちから」きつねさんが出した手紙が、雨の日に友だちの家に届きました。友だちは、丁寧に紅茶を淹れて、「とおいまちのこと」に思いを馳せるのです。美味しいお茶とともに、ホッとする時間を過ごせる絵本です。

  • 家の中で雨の日を楽しんでいる様子がいいな!
    紅茶の缶も、届いた手紙の送り主からのプレゼントなのかな?
    ゆったりとした時間を、思い出す絵本。

  • 『みなとまちから』と繋がっている姉妹絵本。
    先にそちらを読んでいたので、『みなとまちから』の彼が語りかけていた相手がわかり視界が開けた感じ。遠く離れた場所でお互いへ馳せる想いがしんと伝わってくる。
    温かい紅茶を飲みながら、しばらく会っていない友達を思い浮かべる雨の日もいいものだ。

  • 水彩画が迫力。緑の中で遠くを想うぼく。
    ぼくが想いを馳せる港町だけが、クッキリと違うタッチで描かれる。
    なんとなく何度も開いて、その度に発見や見ているこちらが様々な「とおく」を想ってる。
    「みなとまちから」も是非見てみたい。

  • 数年前にURESICAさん(@uresica )で2人展をされていて……残念ながら行けなかったのですが、その時の2冊の絵本!
    .
    2人の作家さんが文と絵を入れ替え手がけた画期的なもの!
    それぞれに1部分だけ本人の絵があり、妙に引っかかる内容が、もう1冊を読むことでなるほど〜と納得!2つの絵本の世界が交差する時、物語が広がり、立体的に感じるのです。
    もちろん独立した本としても楽しめますが…。

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    #佼成出版社

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    #nakaban 絵
    #佼成出版社
    .
    本をとじても余韻が楽しめ、とても落ち着く絵本です。

    紅茶のカン
    山の切手の貼ってある封筒
    ピンク色の貝殻
    不思議な夢の中の絵

    どれをとってもお二人の絵と「手紙」という存在が、時空を越えて穏やかな心を呼び戻してくれるような……そんな気持ちになります。
    .
    是非2冊一緒に読んでみて下さい。
    キツネのさすらいの旅人感がなんとも言えず……そのお友達の「ぼく」はいったい何歳?と私にはクスクス感も残ります、笑。
    1冊読むともう1冊へ、そしてまた最初の1冊へ……行ったり来たりしながら自分も旅人になったようです。
    .
    #絵本K

  • 大切な人に手紙を書ける人でありたい、と思う。

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著者プロフィール

植田真(うえだ・まこと)
1957年生まれ。鳥取県出身。國學院大學大学院修士(考古学)修了。國學院大學非常勤講師。2021年現在、日本考古学協会理事・日本情報考古学会理事。共著に『考古学ハンドブック』(新書館、2007年)、『総覧縄文土器』(アム・プロモーション、2008年)などがある。

「2021年 『マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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