職人技を見て歩く: 人工心臓、トイレ、万年筆、五重塔 (光文社新書 33)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 37
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334031336

作品紹介・あらすじ

気になる「あれ」を作っている人はどんな人たちなんだろう-本書はそういう単純な動機から生まれました。経済のソフト化とか、他国の追い上げによって、モノ作りの現場は自信を失いかけているかのように報道されていますが、ちょっと視点を変えてみると、素敵でかっこいいモノが生み出されています。そして訪ねていくと…そういうモノたちは、「職人技」によって支えられているものでした。十の物語が紡ぎ出す新しいモノ作りに、参加してみませんか。

感想・レビュー・書評

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  • 「職人技」とあるが,企画やデザインまわりの話が多い.著者も美術史の専攻だ.いわゆる「モノづくり」とは少し角度の違う内容である.

  • 職人技の紹介もあるが、職人技でないものもある。

    第8話は特に違和感がある。
    大学を創ったことが、どこが職人技なのだろう。
    この話で、本書が台無しになったかもしれない。

    第8話を除いて、読み返してみると、職人技とやや職人技に分かれるかもしれない。
    できれば、一人、1冊の本にしてほしかった。

    職人技は、それくらいかけて記述しなければ、推測できる切り口、盗む機会は分からない筈だろう。

  • 学校の朝読書用に買ってきました
    実は新書デビューの本

    表紙のとおり、人工心臓やトイレや、はたまた大学まで、それを作っている方々のお話です。

    ふと考えると、どれも作っている過程が想像出来ないですね。
    ものを作っているラインとかを見ると、すごくわくわくしてくる性質なので、どのお話も飽きずに読むことが出来ました。

    文章もさらりと読めてしまいます。
    作者さんすごい、プロですね(当たり前

    あ、万年筆が欲しくなりました!以上!

  • 学校の図書館。

    5~9章は面白かった。

    トイレでひきつけられ、万年筆でまたひきつけられた。

    奥が深い。とは興味ない箇所もあるんだよね。

  • 様々な職人技とそれに賭ける職人たちの思い入れを紹介。
    著者の林光は、書誌学者の林望の兄(弟?)。

  • 2007/1/5  新幹線にて。内容はともかく、文体が苦手。

  • いろいろ、新鮮で面白かったです。

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著者プロフィール

1931年生まれ。1941年から尾高尚忠氏に作曲を学ぶ。東京芸術大学作曲科に入学。1953年同校を中退、間宮芳生・外山雄三氏とともに「山羊の会」を結成した。同年『交響曲ト調』により〈芸術祭賞〉を、1961年映画音楽「裸の島」(新藤兼人・監督)により〈第2回モスクワ国際映画祭作曲賞〉を、1995年「ヴィオラ協奏曲<悲歌>」により〈第44回尾高賞〉を、1998年にはオペラの作曲活動全般に対し〈第30回サントリー音楽賞〉を受賞した。その他受賞多数。2012年1月5日没。

「2024年 『ピアノ連弾のための 魔法の鈴 変奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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