- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334034504
感想・レビュー・書評
-
野菜は若いうちにとり、花が咲くまで置いておかないものが多く、その花の形が想像しにくくなっています。
可食部は似ている、レタスとキャベツ、ごぼうと大根と人参、それらは実は似てもいない花を咲かせるまったく別の種だという話から始まり、
ライオンやコアラは偏食なのに人間は何故様々なものをバランスよく食べないといけないのか、を進化の過程からみる話まで内容は幅広く楽しめます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
通常あまりお目にかかれない野菜の花、野菜の可食部はどの部位か、など観察する際に役立つ知識から、野菜の原産地や栄養の観点から野菜の役割の考察など、色々な観点から野菜に関する豆知識を紹介。雑学目的でなく野菜との付き合い方を考えるのに重要な視点を提供してくれます。
-
稲垣さんの雑草の本は面白かったけど、野菜は57ページ読んでダウン、、、写真付だったら良かったかな。
-
野菜の薀蓄がたくさん。もう少し絵を挿入してくれると読みやすかったかな。
-
080722
-
子どものころ、「肉だけじゃなく野菜をたべなさい!」と言われた経験のある方も多いはず。ではなぜ野菜を食べなくてはいけないのでしょう。また私たちは野菜のどこの部分を食べているか知っていますか? 大根だから根の部分を食べていると思ったら大間違い! 根は下の部分で、大半はかいわれ大根の胚軸とよばれる茎の部分が太ってできたものを食べているのです。野菜について「こんなに知らないことがあったのか!」と読むとスッキリした気分になれる一冊です。
-
植物に対する筆者の限りない愛を感じられる一冊。家庭菜園でもしていたら、完全にはまってしまう面白さ。
-
身近である野菜も植物の一種と思って見てみると、知らない事が多くて面白い。ダイコンの可食部は、先っぽの辛い部分は根で、上の方は茎だというし、ブロッコリーとカリフラワーとキャベツの学名は同じ(つまり生物としての種が同じ)というのもプチ驚き。もちろん、野菜にも綺麗な花が咲くが、実際に畑で野菜を見る事も少なくなっているし、仮に畑を訪れたとしても、ほとんどの野菜は花が咲く前に収穫されるので、その花を見る事はほぼ皆無。植物にとっての花とは、人生の最盛期なのだから、果菜以外は幼少の生物を食している事になる。牛に喩えれば、すべてが仔牛であり柔らかいのだ。
難しい話はなく、雑学的な話題ばかりで気楽に読めるが、野菜をちゃんともっと食べようという、耳の痛いメッセージが込められた一冊。 -
[ 内容 ]
サプリメントでは、なぜダメか?
生きている野菜のパワーを再発見。
[ 目次 ]
第1章 野菜に咲く花、どんな花?(キャベツも花が咲くの? ダイコンは白い菜の花 ほか)
第2章 植物のどこを食べている?(花を食べる カリフラワーの意外な親戚 ほか)
第3章 野菜はどこから来たのか?(二千年後の野菜 二千年前へタイムスリップ ほか)
第4章 ちゃんと野菜を食べなさい!(どうして野菜を食べるのか? 自動車を動かすのに必要なもの ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
食育を取り入れようとされている保育者の方々や
保護者の方々にお勧めしたい一冊です。
農学博士の稲垣栄洋先生が、
すべての人にとてもわかりやすく書かれているので、
楽しく読めます!
野菜の花に注目して、
野菜のことを詳しく学ぶことができます。
また、各章の間にキッチンでできる実験のコラムや
野菜に関するクイズが織り込まれているので、
お子さんとともに野菜の不思議について学べると思います。
私は文中には歴史上の有名人が愛した花の中には、
野菜の花があることをこの本で学びました。
ウンチクも増えるので、
食育に興味がある方はぜひ読んでもらいたいです。