学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール (光文社新書 512)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334036164

感想・レビュー・書評

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  • 著者は、学生時代に学生向けの経済学入門書を書いたくらい、分かりやすさについて人生のテーマと言っても過言でないほど向き合ってきたと思われる。
    こまめに説明のまとめを行うなど、実際のテクニックが本書内にも存分に活かされており分かりやすい説明のルールについて書かれた分かりやすい本と言えます。
    自分は読み飛ばしてしまった練習問題、のような意識を持って日常生活の中で分かりやすさと向き合うことが大事なことですね。

    サマリ
    http://bukupe.com/summary/5072

  • この本は手元において時々読み返したい。

    最近はまってる著者の本。何冊読んでもわかりやすいので、どんな工夫があるのかそのルールとやらを知りたく購入。よくあるプレゼンのコツなどを書いたものとは一味違う。特に印象に残ったのは二つ。

    1. 一度説明した知識も、忘れるので次のテーマなどに、映る前に確認する。人間はそれほど新しい事を覚えていられないから。

    2. 説明して理解してもらえないのは自分の責任という事を自覚する事で、相手に対する意識が変わり、表現も変わる。

    二つとも今日の客先のプレゼンで早速実践。効果は間違いなくあったと思う。

  • ≪目次≫
    第1章  あなたの説明を分かりづらくする3つの原因
    第2章  こんなアドバイスはいらない!
       (1)できた気にさせるだけのアドバイス
       (2)行動改善につながらないアドバイス
    第3章  勘違いをなくそう!
    第4章  意識と表現はこう変えよう!
    第5章  表現の練習をしよう!
    第6章  説明力をさらにアップさせよう!
    第7章  聞き手の世界観を体感しよう!
    第8章  「頭の柔軟体操」をしよう!
    第9章  最終試験

    ≪内容≫
    そのままタイトルその通りの内容です。私も意識しているつもりですが、時折わかりにくい説明をしてしまう時があり、「しまった!」と思っています。
    この本を読んで、その後も意識しながら、しゃべったり書いたりしていきたいと思います。

  • 仕事上、ドキュメント作成が多々あるのでその役に立てばと思い購読。
    具体例を加えながら説明されているため、とてもわかりやすい。

    内容としては、常日頃ドキュメントを書く際に、心掛けているものがほとんどで、それほど新しい発見はなかった。
    いくつか再確認になるところはあり、ためにはなったと思う。
    たとえば、「比喩を使って説明すると相手がイメージしやすい」。比喩は具体例ではないため、抽象的でしかなく、相手に明確なイメージをもたせることには繋がらない。
    「主語と述語は近くに置く」。これは当たり前とわかってるのだが行ってしまうが、ついつい修飾語をつけてしまい、主語と述語が遠くなることがしばしある。
    比喩や修飾語というのは文章においての色気と思っている。それがないと小説などはつまらない淡々とした物語になってしまう。だが、それは説明のための文章には要らない。
    でも、ついつい色気をつけたくなってしまう。

    基本的には、礼儀作法と同じで相手の立場になって考えるということ。
    相手が知らないことは含めない。「相手のレベルに合わせて説明するには、技術が必要です」というのはその通りだと思う、自分が十分に理解していなければ、それを噛み砕いて説明することもできない。でも、伝えるために十分に理解しようとすることで、自身の技術力も高まる。

    就職した一年生に読ませたい本だね。

  • 相手の立場を考えて伝えるのが大事です。時には相手になりすまして、相手の気持ちを体験しましょう。

    ひとまずカタカナ語には要注意!

  • そうね。そうだね。

  • まぁこういう本にあまり期待してはいけないのですが・・・
    あまり実になる部分が無かったので星2つです。

    全く著者のことを知らずに購入したのですが
    紹介のところにTK論の著者とのことでちょっとビックリしました。

    結局分かりやすい説明をするためには
    相手に伝えたいという情熱が大事なんですね。

  • 説明する時は「全てを分かってもらえるまで…」と思ってしまうのですが、やはりそれではアカンなというのが再認識できました。「説明」の場合は省けるところは省いて構わない、という度胸が大切ですね。

    本書の最初の部分であれは駄目これも駄目と、常識だと思われているものにメスを入れ、次々に否定していく様は目を引くものがあります。ですがそれ以降の内容に深みが無いところは残念です。

    筆者はこの本を「構想20年」と評していますが、そこまで行くと筆者にとってもこれらのルールが意識的なものになってきているのでは?と感じます。意識に関するもの、実用しづらいテクニックが内容の多くを占めていて、「ね?簡単でしょ?」と言われているような気がします。

    ただし「意識を変えれば表現も変わる」と主張しているので、これら意識の改善こそが分かりやすい説明への一歩なのだということを伝えたかったのでしょう。そういう意味では「まずこの本から意識改革を!」ということでオススメできるかもしれません。

    意識やテクニック以外の、すぐに実践できそうなものとしては第5章、6章がこれに相当します。てにをはに注意し、カタカナ語の多用を避けるといった基本的なことから、「無生物主語は使わない」という目からウロコなものまで文量が少ないながらも書いてあります。

    個人的には無生物主語については何とも思わない、むしろ表現のバリエーションが増えて良いと思っていました。しかし説明においてはたしかに受け取る側が一瞬考えてしまうため、なるべく使わない方が良いなと勉強になりました。

  • 2012年読了 7冊目
    分かりやすい説明、、、題名の通り、読みやすい。
    最近、自分の説明の下手さ加減に、テコを入れようと思い、このジャンルの本を読み漁ってます。

    自分の伝え方、説明する力を、省みる機会を作ってくれる本かな。

    この本の中にあるルール◯◯◯を見て、改めて自分の説明の仕方を見直す。そうすることで、コミュニケーション能力は高くなると思う。

  • 私が求めていた「分かりやすい説明」とは少し違っていた。

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著者プロフィール

1977年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から複雑な物事を言語化し、シンプルに表現することに異常な執着を持ち、大学在学中に『資本論』の解説書を自作し学内で大ヒットさせる。リアルな現場と経済学の両面から、個人が幸せに生きるための働き方を分析し提言している。コミュニケーション、投資、個人ビジネスの立ち上げ手法を構造化・言語化し累計5万人以上に指導。また出版コンテンツへのコンサルティングも行い、延べ1000冊以上プロデュース。著書には、『人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点』(講談社+α文庫)、『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』(サンマーク文庫)ほかがある。趣味はハワイ。


「2022年 『その働き方、あと何年できますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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