学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール (光文社新書 512)
- 光文社 (2011年4月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334036164
感想・レビュー・書評
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著者は、学生時代に学生向けの経済学入門書を書いたくらい、分かりやすさについて人生のテーマと言っても過言でないほど向き合ってきたと思われる。
こまめに説明のまとめを行うなど、実際のテクニックが本書内にも存分に活かされており分かりやすい説明のルールについて書かれた分かりやすい本と言えます。
自分は読み飛ばしてしまった練習問題、のような意識を持って日常生活の中で分かりやすさと向き合うことが大事なことですね。
サマリ
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この本は手元において時々読み返したい。
最近はまってる著者の本。何冊読んでもわかりやすいので、どんな工夫があるのかそのルールとやらを知りたく購入。よくあるプレゼンのコツなどを書いたものとは一味違う。特に印象に残ったのは二つ。
1. 一度説明した知識も、忘れるので次のテーマなどに、映る前に確認する。人間はそれほど新しい事を覚えていられないから。
2. 説明して理解してもらえないのは自分の責任という事を自覚する事で、相手に対する意識が変わり、表現も変わる。
二つとも今日の客先のプレゼンで早速実践。効果は間違いなくあったと思う。 -
相手の立場を考えて伝えるのが大事です。時には相手になりすまして、相手の気持ちを体験しましょう。
ひとまずカタカナ語には要注意! -
そうね。そうだね。
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説明する時は「全てを分かってもらえるまで…」と思ってしまうのですが、やはりそれではアカンなというのが再認識できました。「説明」の場合は省けるところは省いて構わない、という度胸が大切ですね。
本書の最初の部分であれは駄目これも駄目と、常識だと思われているものにメスを入れ、次々に否定していく様は目を引くものがあります。ですがそれ以降の内容に深みが無いところは残念です。
筆者はこの本を「構想20年」と評していますが、そこまで行くと筆者にとってもこれらのルールが意識的なものになってきているのでは?と感じます。意識に関するもの、実用しづらいテクニックが内容の多くを占めていて、「ね?簡単でしょ?」と言われているような気がします。
ただし「意識を変えれば表現も変わる」と主張しているので、これら意識の改善こそが分かりやすい説明への一歩なのだということを伝えたかったのでしょう。そういう意味では「まずこの本から意識改革を!」ということでオススメできるかもしれません。
意識やテクニック以外の、すぐに実践できそうなものとしては第5章、6章がこれに相当します。てにをはに注意し、カタカナ語の多用を避けるといった基本的なことから、「無生物主語は使わない」という目からウロコなものまで文量が少ないながらも書いてあります。
個人的には無生物主語については何とも思わない、むしろ表現のバリエーションが増えて良いと思っていました。しかし説明においてはたしかに受け取る側が一瞬考えてしまうため、なるべく使わない方が良いなと勉強になりました。 -
2012年読了 7冊目
分かりやすい説明、、、題名の通り、読みやすい。
最近、自分の説明の下手さ加減に、テコを入れようと思い、このジャンルの本を読み漁ってます。
自分の伝え方、説明する力を、省みる機会を作ってくれる本かな。
この本の中にあるルール◯◯◯を見て、改めて自分の説明の仕方を見直す。そうすることで、コミュニケーション能力は高くなると思う。 -
私が求めていた「分かりやすい説明」とは少し違っていた。