下流社会 第3章 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334036560

感想・レビュー・書評

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  • さすがに第3章ともなると、息切れ感が出てくるかな。一番最初が課題提起としてインパクトがあっただけに、今回のは、まあそうとも言えるよね、というのが素直な感想でした。

  • チャリのカタログ雑誌と一緒に、思わず有楽町の三省堂で買ってしまった。
    オヤジ系女子分析本。もはや50代の女性までもが「女子」。良い時代がやってくるにちがいない。もっと開き直って、おっさんを目指したくなる。
    たぶんコレは新書1冊にする必要がないことかもしんないと迷わずに本にしちゃう三浦さんはすげえ。わたしにはできない。読んでみると、結構軽くて、読みやすくて、まあまあ面白いし。ちゃんとしたクラスタ別消費分析論。

    P34 かまやつ女の進化系→寅さんカジュアル
    P47 古本好き女子の増加
    P83 若いほど、おじさん的

    P87 女性の男性化の背景①男女平等意識ー法経・理科系女子増加
    P91 モテとは無関係な部分に金を落とす→オヤジ的消費傾向が歳を重ねるほど強くなる

    P93 女性の男性化の背景②サラリーマン女子の増加
    P98 「風呂、メシ、寝る」で済ませたい女子は、自分のために専業主婦が欲しい

    P100 女性の男性化の背景③私立中高一貫女子校

    P101 女性の男性化の背景④父親の影響—「一卵性父子」の時代

    P195 オヤジ系女子のこれまでの人生→爆笑

    あとがきでも爆笑。全体的に面白かった。第4章も楽しみにしています。

  • 「女子の気持ちがわからない…」という男性諸君、企業マーケティング部の方におすすめ。奇妙な動きをみせる女子の生態を精密なデータを基に、5分類に分けて分析しつくした一冊。

    「お酒の席で選ぶ最初のつまみ(女子系統別)」など、ここまでするかというほど、膨大なデータ量から女子に迫ってくる。

    読めば読むほど、「はいはい。いるいる。」と近くの友達が走馬灯のようにながれてくる。特に女子の男性化の背景の分析はかなり的をいているように見える。

    24歳OLの私からすこし違和感があったのは、文化系女子とアウトドア系女子はかなり対局の位置にいると記載されているが、私はどちらでもあるもので、違うかなと思った。

    趣味は一人でするものではないし、同じ系統の女子だけでつるむわけではないので、女子を系統別にわけるなんてもともと無理があるのだからしょうがないだろう。

    若者論が男性について論じているように感じられる近年、女子の生態に迫った一冊です!必読です!

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著者プロフィール

三浦展(みうら・あつし)
1958年生まれ。社会デザイン研究者。カルチャースタディーズ研究所代表。家族、若者、消費、都市、郊外などを研究。著書に『 「家族」と「幸福」の戦後史――郊外の夢と現実』 (講談社現代新書) 、 『ファスト風土化する日本――郊外化とその病理』 (洋泉社新書) 、 『東京は郊外から消えていく!』 『首都圏大予測』 (光文社新書) 、 『愛される街』 (而立書房)などがある。

「2022年 『中央線がなかったら 見えてくる東京の古層』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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