炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037666

感想・レビュー・書評

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  • 後半は、消化系から見た生物の進化が
    書かれて、糖質制限からは大きくかけ離れていたが、
    面白いないようだった。
    著者も言っているが、大胆な仮説だという話だから、
    自分で咀嚼しながら、取り入れて行きたい。

    糖質制限してから、「お腹がすかなくなった」と
    書いてあるが、ホントだろうか。
    二食で十分になるのだろうか。

  • p221

  • 炭水化物を減らすとダイエットができるのは身をもって知っていたので、その科学的根拠を知りたくて読んだ。ただ、科学的根拠ではなく、納得感のある推論が書かれているという感じ。
    糖質を取らなければいけないと言われていることに根拠がないこと、人間が増えるために炭水化物が必要になっただけであることなどはその通りだと思う。

  • アタシも実行中!炭水化物ちょっこしぬいてます!
    『傷はぜったい消毒するな』を書かれた医師。
    糖質制限始めて最初に
    【肉】【魚】【卵】【大豆】【野菜】【キノコ】【海藻】allOKと認識し。
    【揚げ物】【油】OKに驚いて。なので、バター、マヨネーズはOK!
    アタシは果物allOKにしちゃってたのですが。
    本書では【果物】はアボガドだけって。
    【酒】は蒸留酒(焼酎、ウォッカ等)と甘くない赤ワイン。
    そして【糖質セイゲニスト】なるword
    確かに始めると。
    炭水化物取らなくても、大丈夫に…はわかります。
    炭水化物x炭水化物OKで、あんなにアタシ大好きな白米を子ども茶碗半分程と。
    本書の医師は「日本酒がまるで飲めなくなってしまった」「昼はベビーチーズ2つとナッツ10粒」ですむと書かれて…口に入れると「糖分警報がなる」のだ、そう。
    (アタシはここまででは、ありませんが…)
    後半は(アタシもおどらせられている)カロリー数への疑問やブドウ糖の仮説…ざっくり読みでしたが…

  • 糖質制限ダイエットの部分は4分の1くらい
    あとは「銃・鉄・病原菌」の生命進化版みたいな感じ
    いかにして炭水化物が人間社会を作り出したか

    ピスタチオの実が定住生活を可能にした
    小麦を灌漑栽培することで
    生産量が飛躍的にアップした。

    28 消化が悪いご飯、うどん。
    111 一生涯必要になる薬で儲ける
    132 蛆→タンパク源のすすめ

    137 欧州中世の食事は煮込み。万年鍋
    141 楽しみとしての食事
    149 砂糖入りの紅茶、王の味、英労働者に好評

    180 ウシ、草だけで生きられる。馬はダメ。ウサギは糞食するから小さな体でも草だけでOK
    185 草食哺乳類と消化管常在菌
    272 グリコーゲン、蚕の繭内で不凍液の役目
    280 イネ科、芋や豆と違い毒性種がない。

    289 定住生活とトイレ
    297 ピスタチオ
    304 小麦、自家受粉するので品種改良しやすい

    307 農耕、1年のサイクルの時間間隔生む
    323 コイサン民族、労働は週2日くらい。集団の4割は食料調達の仕事をしていない
    どんぐりの森、3週間で数年分を収穫できた

  • 後半から栄養の話になってピンと来なくなった

  • 糖尿病の治療についての話しには納得
    カロリーという概念のあやしさにも納得
    当たり前だと思ってる習慣も人類史から見れば最近の出来事であり歴史の浅いものなんだな。

  • 前半飛ばして後半失速。後半をエビデンスとして、前半の文章に織り込んでいけばもうちょっと面白くなったかも。

  • 炭水化物ひいては糖質が、いかに人類にとって不要であるかをあらゆる角度から推察する本。
    糖質を抜く実践的テクニックではなく、人類史、生物史から糖質の不要論に迫る。
    仮設は仮設だが、非常に納得させられる部分が多い。

  • 2014.10

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著者プロフィール

夏井 睦(ナツイ マコト)
医師、練馬光が丘病院傷の治療センター科長
1957年秋田県生まれ、東北大学医学部卒、形成外科医。現在は練馬光が丘病院傷の治療センター科長。従来の創傷治療の正反対とも言える画期的な「湿潤療法」の創始者。湿潤療法に関する著書を数々刊行し、また2001年からは自らのウェブサイト「新しい創傷治療」で、常識(傷は消毒するもの)を覆す治療法の効果と合理性を発信し続けて傷治療の現場を変えつつある。傷を消毒しない、乾かさないという湿潤療法は臨床現場で新しい常識となりつつあり、若い医療関係者を中心に急速に普及している。また、一般家庭用にも湿潤療法の創傷被覆材が販売されるなど、新しい傷治療は確実に社会へと浸透してきている。他方、いまだに一部の頑迷な学会の抵抗があるため、不合理な治療法の矛盾を訴え、湿潤療法の科学的な合理性を説きながら戦っている。また、医学史的な視点に立ち、現在の医学界にはびこる非科学的な常識の変革を目指して、積極的な主張を展開している。

「2013年 『医療の巨大転換(パラダイム・シフト)を加速する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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