- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334043193
感想・レビュー・書評
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ブラック企業問題に取り組む、弁護士先生の本。
事例はすくない。
案外、労働関係法規を企業側も、労働者も知らないという事実に驚いた。
が。
最低賃金を引き上げるべき、とか、K国のデモとかを、羨ましいと言ってるのを見て、ちょっと引いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
SDGs|目標8 働きがいも経済成長も|
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/689628 -
内容はもちろんよいが、ブラック会社でなくブラック職場というタイトルにしたのは他と差別化して検索にひっかりかかりやすくなるため?
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ブラック職場は経営者の資質ではなく、利益至上主義の論理に飲み込まれた組織体で発生する。やりがいを隠れ蓑に正当な報酬を払わないやりがい搾取。非正規と低賃金の問題や人事権、労働法、ブラック社会の解決策、様々な取り組み等について。個人的に気になるのは労働市場の流動性を高めることが今後の日本経済にとって大切なことなのではと思ってるんだけど、ここで訴えていることはその逆を行くものであり、日本社会のブラックな面を改善するための根本的な解決にはなっていない、対症療法でしかないのではないかなということ。青年ユニオンという取り組みは面白いし、厚労省のアルバイトをする前に知っておきたいポイントのようなリーフレットもいいと思う。
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日本的組織の閉鎖性を感じさせる出来事として日本大学アメリカンフットボール部員による危険な悪質タックル問題が発生しましたが、本書を読むと企業という組織の閉鎖性がブラック企業の暗躍を助長させていると思います。組織内の絶対的な権力者に物を言えないような組織形態を当然に受け入れてします日本人の国民性を変えないといけない。日本という国、そしてわれわれ日本人は多様性すなわちダイバーシティを身をもって学習し、それを組織の体系づくりに活かさなくてはならない時が来ています。本書は個人がどうやって洗脳的集団と紙一重のブラック企業に対峙する方法、具体的事例が描かれていてとても勉強になります。文章も平易に書かれていて読みやすい、おすすめな一冊です。
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とても読み易かった。経営者、労働者共に労働法制を知らなさ過ぎること、その労働法制を維持、監督する行政の人出不足など、色々な問題点が理解できる。本来なら労働組合が労働者の権利を守らなければいけないが、日本では企業別組合のため、ほとんど機能していない。また正社員のための労働組合のため、非正規労働者や有期雇用契約者の権利を守る組織が少ないのが現状であることがわかる。
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東2法経図・開架 B1/10/913/K
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ためになりそう。暗いけど