恋愛結婚の終焉 (光文社新書 1274)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334100681

作品紹介・あらすじ

2023年、岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」の検討を表明した。年々進み、一向に改善されない未婚化と少子化。真の原因はどこにあるのか。「恋人は欲しくない」「恋愛は面倒」と考える若い人が増える一方で、「いずれは結婚したい」とする声も多い。また、いまや男性の半数近くが女性に「経済力」を、女性の九割以上が男性に「家事・育児能力や協力」を求める時代だ。「共創結婚」の重要性を多方面から検証・提案する。

感想・レビュー・書評

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  • 男女平等が進んでも…「上昇婚」を望む女性の数が変わらない“納得の理由” | 文春オンライン
    https://bunshun.jp/articles/-/65599

    恋愛しなければ、結婚できない!? 未婚化・少子化の死角を突く|牛窪恵|光文社新書
    https://shinsho.kobunsha.com/n/n2a2824252d13

    恋愛結婚の終焉 牛窪恵 | 光文社新書 | 光文社
    https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334100681

  • この本を通じて、現代の恋愛と結婚に対する深い課題を知ることができました。少子化や経済格差が恋愛結婚の背後にどう影響しているのか、また欧米と日本のロマンティック・ラブの変遷に驚かされました。特に社会通念という壁が、私たちの恋愛や結婚観にどれだけ影響を与えているのかを知り、新しい結婚の形「共創結婚」の提言には深く共感しました。時代の変化とともに私たちの恋愛観や結婚観も変わっていくべきだと感じました。

  • 結婚に恋愛はいらない
    納得できるようで納得できないタイトルですが、話の内容は面白かったです。

    恋愛、結婚、出産が当たり前だった時代
    お見合い結婚の方が、恋愛結婚よりも結婚生活が長く続くなど。結婚の歴史なんかも楽しく読むことができました。結婚の決定権が女性にあった時代

    歴史は代わりに現代のマッチングアプリになり、女性に多くのいいねが付く時代。ある意味、女性に決定権が戻ってきた時代なのかもしれない。

    但し、情報多可で選択できないことによる不平不満も分かる気がします。時代が便利になるにつれて、結婚が贅沢品、そして子供が嗜好品になるのはなぜなんでしょうね。

    脳科学から見た恋愛や結婚のお話も興味深かったてすが、この手の本に、数学や統計、Σ式が出てきたのは新鮮でした。

  • 豊富なデータをもとに、恋愛と結婚の切り離しを提案。

    家族制度に対する保守的な価値観を捨て、出産育児のハードルを下げない限りは、少子化は進むよね。

  • 「トレンド評論家」を名乗る先生なので、学者先生のやりかたとは手際が異なるのだが、ちゃんと文献もデータもリサーチしていてえらい先生だと思う。

  • 目新しい事は少ない。

  • 面白かった

    日本の場合少子化を解決するには結婚する人を増やさなきゃだけど、結婚できない&しない理由はどれも納得だった

  • とても興味深かった。
    恋愛と結婚は結びつかないのではないか?
    という仮説のもと読み始めたので、ほしい答えはいただきました。
    あと、選び方とかも。
    恋愛と結婚と出産の三位一体ロマンチックラブ構造に無理があるという欲しい答えはいただけた。

    でも前提、恋愛の先に結婚があるのは、間違いなく幸せという立場です。

    この本を読んで、日本の歴史を振り返ると、平安時代は本当にすごい時代。。(うらやましいような、方で捌かれないからといって性に奔放すぎるような。)
    大河にも影響されて、次は源氏物語を読み始めてます。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/569198

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著者プロフィール

世代・トレンド評論家。立教大学大学院ビジネスデザイン科客員教授。インフィニティ代表取締役。マーケティングライター。1968年東京生まれ。91年、日本大学芸術学部 映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。フリーライターを経て、2001年4月、マーケティングを中心に行う有限会社インフィニティを設立。トレンド、マーケティング関連の著書を多数執筆するほか、NHK総合「所さん!大変ですよ」、フジテレビ系「ホンマでっか!?TV」、日本テレビ系「ウェークアップ! ぷらす」ほか,テレビのコメンテーターとしても活躍している。

「2020年 『若者たちのニューノーマル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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